あたらしいPHOTO GRAPHICAとあたらしいG1(GH1)について
“Photo GRAPHICA (フォト・グラフィカ) 2009年 04月号 [雑誌]” (インプレスコミュニケーションズ)
僕自身は前号までの硬派な感じも嫌いでははなかった。藤原新也の特集号でのインタビューはかなり感動的だったし。一人の写真家へのフォーカスの当て方は他の雑誌にはないほど深かったし、この雑誌ならではだと思ってたからだ。
今回のリニューアルでもメインに一人のアーチストの特集って構成は変わってないけれども、今までがインタビュー中心だったのに対して、今回のはあくまでも写真が主役だ。写真が多いのは良いことだ。
この号は若木信吾。他、パリフォトの特集、いくつかの対談のセットというような構成になっている。メインの特集以外でいくと、以前までより写真そのものを文化やアートの文脈で位置づけていこうという編集意図が強いように思える。
雑誌としては垢抜けた感があって、実際すごく面白くなってる。
先週、胸躍ったのは、Panasonic G1の新バージョン、フルHD対応の一眼「DMC-GH1」が発表されたこと。
発売時期や価格も未定だが、今年の春にはというような話も出ていたので、多分そう遅くもない時期に発売にもなるんだろうとは思う。
しかも、うれしいのはあわせてPanasonic自身がライカM/Rのマウントのマイクロフォーサーズ用アダプターも出すということ。今でも宮本製作所や近代インターナショナルがG1用のライカマウントなどを発売しているが、Panasonic自身が正式にサポートするというのは嬉しいニュースだ。パナソニックとライカの関係があってこそのことだろう。
レンズも「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH. MEGA O.I.S」LUMIX G VARIO 7-14mm F4 ASPH.」が発表されている。
マイクロフォーサーズ規格でもようやく超広角レンズが登場というわけだ。7-14mm F4.0で300gというのもすごい。これでマイクロフォーサーズ規格も今年はますます盛り上がりを見せるのではないか。(オリンパスからもユニークなやつが出そうだし)
PMA会場で撮影されたGH1のサンプル動画もここにあがっている。この動画をみると、どうも完成まではまだしばらくという感じもする。
サンプル写真類やレンズなどのレビューはこちら。
G1が動画に対応したら絶対に買おうと思っていたので、発売されたら即買いなんだろうけど、14-140HDレンズと本体の組み合わせはそこそこの値段になりそうだし。
G1のダブルズームレンズキットはやはり少し値下がりしている。どうせ動画対応ったって、そんなに撮るんかいなという感じもしてるんで、あえてG1を購入するという手はあるか。ひとまずここ数ヶ月の様子を見て、発売時期などが決まったらまた考えるとしよう。
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