最近買った写真関連の書籍類
たのしい写真—よい子のための写真教室 (単行本)
「決定的瞬間派」と「ニューカラー」の違いを、世界認識の方法論とそれをカメラの根本的な構造や機構の違いとしてどう捉えられるかという軸で整理している。単純化された二項対立的図式だけれどすごくわかりやすい。まぁあまりにも単純化/構造化しすぎてるきらいはあるけど、「たのしい写真」というタイトルの通りで、これ以上深く突っ込めば多分「たのしく」なくなってしまうだろうから、ちょうどいいんだろうと思う。後半のワークショップは実際、自分もチャレンジしてみたくなった。
Photo GRAPHICA (フォト・グラフィカ) 2009年 10月号 [雑誌] (雑誌)
森山大道特集。最近のデジタルカメラでのカラースナップとロングインタビューが掲載されている。個人的にそんなに好きではないんだけど、やっぱり写真には圧倒される。
インタビュー内で「即物的に使えばカラーはおもしろい。カラーを即物的に使うと、モノクロにつきまとう一種アウラみたいなものが、スパンと切れるから、それはいいよね。」と云ってる。
36フォトグラファーズ—木村伊兵衛写真賞の30年 (Asahi original—アサヒカメラ) (大型本)
最近の人しか知らないので勉強と思って買ってみたのだが、やっぱりこの手のものって一人一人に割けるページ数がすごく少ないので、これではさすがに何もわからない。うーむ。ちょっと失敗だったな。
と、もう1つ忘れてた。
マグナム・マグナム コンパクトバージョン(完全日本語版) (単行本)
写真家集団マグナムの60周年記念として発売された写真集のコンパクト版だが、これでも全然コンパクトではない。かなりのボリュームだ。マグナム所属の写真家たちを俯瞰し、且つそれぞれの写真家の個性もある程度はわかる。「36フォトグラファーズ」よりも一人一人に割かれるページも多くて、十分とは言えないまでも全体として見たときの迫力には圧倒される。これはオススメだ。