SONYのブルーレイディスク/DVDレコーダー BDZ-AT500を買った
昨年末にブルーレイを買った。ずっとスゴ録を使い続けていたけれど、このスゴ録が地デジに対応しておらず、いつかは買い替えねばと思っていた。スゴ録を買ったのは2005年7月(スゴ録買っちゃいました – papativa.jp)なので、まるまる5年以上使い続けたことになる。
昔は、テレビにせよビデオデッキにせよ一度買ったら10年ぐらい使い続けるのが当たり前のようなイメージもあったけど、最近の流れの速さで考えたら、5年というのはまぁまぁよく使ったほうがじゃないかと思う。
テレビをリアルタイムではほとんど見ず、録画したものをまとめて見ることが多いボクら夫婦にとっては、HDDレコーダーは生活に欠かすことができないもので、手元にある家電の中でも1、2を争うぐらいの利用利率を誇る。にもかかわらず、地デジ対応していない録画機を使い続けていたというのがむしろ不思議なくらいだ。
夏にPlayStation3とtorneをあわせて購入したので、キレイに録画したい番組はtorne(トルネ)を利用していた。確かに、torneは便利だ。この価格でこの機能というのはコストパフォーマンスは相当良いと思う。なのでtorne買ったことは大正解で満足はしている。でもだ、メディアに焼けないということや2番組同時録画ができないこと、BSやCSに対応してないことを考えると、ボクら夫婦にとってはやはり「間に合わせ」レベルを超えない。
地デジ切り替えギリギリのタイミングで、何かしらキャペーンやらもあるんだろうと思いながら、年末年始には録りたい番組も多いので思い切って購入することにした。
あまりあれやこれやとは悩まず、メーカーはほぼSONYに決めていた。別にSONYが大好き、SONY以外は買わないというようなSONYファンでもないけれど、テレビもSONYだし、妻もSONYが良いということだったので、ほとんど迷わずに「ソニー デジタルハイビジョンチューナー内蔵HDD 320GB搭載ブルーレイディスク/DVDレコーダー BDZ-AT500」に決めた。320Gで大丈夫かいなとも思ったけれど、メディアに落とす必要のない、一度見たらOKというような番組ならtorneで充分だし、ブルーレイに落とすのは、DVDに落とすのに掛かったようなものすごい時間がかかるわけでもなさそうだし、であれば、そんなに容量もいらんだろうという判断だ。実際、さっそく年末に放送されていた「ニューシネマパラダイス」を最高画質で録画して、ブルーレイに落としてみたが、ダビング時間は30分程度だった。画質レベルをもう1段、2段下げると2時間程度の映画でも5分ぐらいで落とせることもわかったのでたいした負担にもならない。
SONY製のブルーレイで唯一不満なのはケーブルテレビとの連携のところだ。これはSONY製が悪いということではなく、うちの環境が問題なのだけれど。我が家ではもともと京都のケーブルTV「みやびじょん」を引いていたのだが、みやびじょんがJCOMになったので、今は、JCOMと契約している。もともと家にはVHFのアンテナがたっておらず、今更何年後かに不必要になるアンテナを立てるのも馬鹿馬鹿しい。調べてみると「みやびじょん」で契約すれば、それで地上波も見られるし、BSやCSも見られるということだったので、引越し直後に申し込んだのだ。ボクはF1を見るためにBSフジも契約しているが、それもJCOMのセットで契約している。
JCOMは、ケーブルなのでケーブル用のセットトップボックスがセットされ、それ経由でテレビやらをつないでるのだが、そのセットトップボックスはパイオニア製で、ハードディスクレコーダーやDVD/ブルーレイレコーダーと連動させようと思うと、パナソニック製じゃないときちんと連携できない。iLinkだったかなにかを使えばセットトップボックスとブルーレイ側の連携ができるのだけれど、残念ながらSONY製のブルーレイにはそんな端子はない。
なので、BSやCSの番組を録ろうと思うと、まず、JCOM側のセットトップボックス側で録画予約を行う。
そして、SONYのブルーレイ側では、外部入力にあわせて時間指定で予約設定を行わなければならない。二度手間だけど仕方ない。あくまでもSONYブルーレイ側は、外部入力に流れる映像を録画するというだけなので、その録画中に、セットトップボックス側でチャンネルを切り替えたりしてしまうと、そのままそれが録画されてしまうという悲劇が起きる。セットトップボックス側で録画としてロックすると、いちおうその時間は番組の変更などが出来ないような仕様にはなってはいるけれど、この仕様もえらく前時代的だ。当然、BS、CS側で番組放送の時間変更が発生したりしても、SONYブルーレイ側では連動できない。もう一つ、ケーブル経由でのBS、CSの残念なところは、セットトップボックス経由のため画質が低下してしまうことだ。地デジはパススルー形式なので問題ないが、BS、CS番組はスクランブルがかかることや、セットトップボックス自体の出力端子の問題で画質の劣化は避けられない。普通にBSやCSのアンテナを立てて見られる映像とはやはり差がでてしまう。画質や音質にそれほどのこだわりがあるわけでもないけれど、どうせ映画を見るならやはりハイビジョンのキレイな映像で観たいというのは気持ちとしては少しはある。
録画連携のし難さとかは、スゴ録のときから、このあたりがなんとからなんもんかいなぁとは思っていたけれど、これを解決するにはJCOMが貸し出してるHDDレコーダーとかを借りるのが一番無難で、あとはiLinkとかに対応してる製品を買うという選択肢になる。しかし、ケーブルテレビ会社にこのへんの機器の選択肢の制約を受けるというのもちょっと癪だ。それならBS、CSは自前でアンテナ立てたほうが安上がりの気もする。まぁ、実際、BSやCSの番組で録画したいものがどれぐらいあるかというと、実際はそんなにはないだろうし、きちんと計算したことはないが、JCOMのパックはそんなに高くはないんだろうから、しばらくはこれで我慢しようとは思っているけれど。
HDMI-SW0401を買ったことで、HDMI端子が一つ不足することになった。現状、テレビ側にHDMI端子が2つしかない。スゴ録にはHDMI端子なんてものはなかったので、テレビとはコンポジットで繋いでいて、PlasyStation3+torneと、セットトップボックスをHDMIで繋いで足りていた。いちいち利用する機器ごとにHDMIを繋ぎかえるのも面倒なので、「PLANEX ゲーム機対応HDMIセレクタ 入力4/出力1 (HDMI Ver.1.3b、HDCP) HDMI-SW0401」も併せて購入した。ACアダプタ不要で機体もコンパクトでなかなか渋い。値段の割には高機能だ。Amazonの評価も比較的良かったのだけれど、不満があるとすると、POWERランプが赤く光るのだが、それが赤く光り過ぎるということ。赤外線リモコンを利用するには、本体をこちら側に向けておく必要があるわけだけど、そうするとやたらとこのPOWERランプの赤が眩しいことか。