ライフ・イズ・ビューティフル

朝から天気が優れず、家でうだうだ。金曜日によもやかなり大きな仕事が決まったので、その仕事に関しての前調査など。

昼過ぎから「ライフ・イズ・ビューティフル」を観る。

ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフル

観たい観たいと思いつつ観てなかった。ベニーニの映画だし面白くないわけない。やっぱり面白い。笑えて、泣けて、胸が苦しくなった。これぞ映画。

ベニーニ演じるグイドはナチスの強制収用所というおぞましい暴力が渦巻く「現実」から息子ジョズエを守るべく「これはゲームなんだよ」と虚構の力、言葉の力を与える。「1000点獲得すれば戦車がもらえる」というグイドが作り出した架空のゲームのなかで、ジョズエは父の言葉に励まされ、苦しい現実を生き抜く。
どんな苦しい現実でも明るく前向きに想像力を働かせれば、楽しくワクワクするものになる。グイドの陽気さと想像力がジョズエと妻を守り抜く。
最後まで苦しい姿を息子に見せず陽気に振舞い続けるベニーニの姿、そして訪れるあっけない幕切れ。この対比がより一層悲しさに深みを与える。
人はここまで明るく、そして懸命に想像力を働かせることができるだろうか。そして最後まで愛を守り通すことができるだろうか。

現実がつまらないとか、退屈だと嘆くなら、ぜひ観て欲しい1本。傑作。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です