Wordで実践!編集レイアウトの基本と本格テクニック

本を紹介するのは何ヶ月ぶりか。えらく久しぶりだ。そろそろきちんと更新をはじめようと思う。

ここ数週間、とある資料の作成をやっている。資料の体裁としてはどう考えてもWORDでつくるほうが良いのだけれど、WORDが苦手なんでPowerPointでつくってた。WORDの何が苦手って、あのおせっかいな機能群がうっとおしくて仕方ない。何かすればいらぬおせっかいを焼いてくれるおかげで、いつも途中で嫌になる。
かといって他のページレイアウト系のソフトが使えるわけでもなく、たいてい強引ながらPowerPointでなんでもつくってしまう。
が、今回は一念発起。本格的にWORDをマスターしてやろうともくろみ、何冊か本を買った。そのなかで最も役立ったのがこの一冊。

Wordで実践!編集レイアウトの基本と本格テクニック
西上原 裕明

技術評論社
2003-06-05
売り上げランキング 124,650

おすすめ平均 編集中級レベルから
とても便利な機能が使い切れないでいたので、便利です。

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「できる」シリーズに代表されるような、「How to系」のものも買ったんだけど、あの手のものはどれも同じで、実は書いてあることのほとんどはすでに知っているし、使える。どちらかといえば、もっと細か~いレベルのことを教えて欲しかった。スタイルの使い方は知ってるけど、じゃぁ見出し1、見出し2、見出し3なんて具合にきちんとスタイル設定した後に、これらの見出し全部書式変えようなんてなったら、結局、個々の見出しごとにスタイル変更かけなきゃならのか?とか。ヘッダに見出し1を表示させるんだけど、目次ページには何も表示させたくないとか、図を配置して文字の回しこみをやったけど、文字が増えても図はその章のその位置から動かしたくないとか、いろいろちょっとしことでどうやりゃいいのかわからないことがいっぱいあった。そういった細かい実践的なテクニックが詳細に解説されてる。この本を読んだおかげで、WORDのおせっかい機能が、なーんだ、すごい便利な機能なんじゃん、と思えてしまった。

この本のおかげでWORDのきらいだったところが好きになれた。すばらしい本だ。WORDの使い方を「編集レイアウト」の視点でまとめてる本ってのは、ほとんどないので貴重な一冊だと思う。うちの社員でもWORD嫌いって人は多いと思うけども、WORDをちゃんと活用して資料を作ろうーって人はぜひこの本を開いてみましょう。目からウロコ間違いなし。

そうそう、この本を読んでからふと考えたのは、WORDをつかってしっかりと文章の構造化をすれば、それってXHTMLとかXMLへの親和性って高くなるなぁということ。コンテンツの構造化にWORDを使うってのもありだなーと思う今日この頃。

いやー、しかし本ってのはすばらしいなぁと思う。たかだか3000円ぐらいで、こんな情報を得られるのだから。こんなものをパソコン教室なんかで習ったら、それこそ「ん万円」の世界だろうし。

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コメント

  1. frank juso より:

    そうそうそうそうっワードて余計なお世話が多くて閉口。わけあって、なんでもエクセル派ですが、ワードも少し使ってみようかと思っていた矢先。早速アマゾンで購入。ええ本紹介していただきました。

  2. Word解説本

    病休をもらっているうちに,何かしておこうと思い,まずはWordをこれまで以上に使...

  3. ワードやエクセルの「おせっかい機能」にお困りですか?

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