積読記録 11月30日

先週買ったり読んだりした本。
先週は木〜土曜日まで東京で移動もあったので比較的たくさん読んだ。


“日本雑記 (中公クラシックス)” (ブルーノ タウト)

タウトはずっと読んでみたいと思っていた。中央クラシックスで出ていたので思わず買ってしまった。安吾の「日本文化史観」とあわせて読みたい。「To-kioはKio-toの反対物だ」というタウトの二項対立的な思考が今の自分が考えているテーマのヒントになりそうな気がしていはいるのだが…


“ビートルズの謎 (講談社現代新書)” (中山 康樹)

ビートルズにまつわる謎は今でも数多くあるわけだが、そのなかでもかなりメジャーなもの、代表的なものをいくつかピックアップして解説している。ブライアン・ウィルソンが「ペットサウンズ」を作るきっかけとなった「ラバーソウル」は実は、アメリカ版の「ラバーソウル」だったとか、アルバム「リヴォルヴァー」というタイトルはどのように決まったのかなど、ビートルズマニアなら知っておきたいトリビア知識がまとまっている。


“情報革命バブルの崩壊 (文春新書)” (山本 一郎)

これを読むとかなり先行き不安を感じる。広告ビジネスの限界、回線帯域の限界などいろいろな側面から「ネットバブル」の限界が暴露される。そういえば10年ぐらい前に、「“インターネットはからっぽの洞窟” (クリフォード ストール)」なんて本もあったなぁと、ふと思い出した。ネットには何もない、ネットなんて役に立たないよ、なんてことを主張した本だったけれども。あの当時から考えたら、ここで語られる「限界」は、ある意味、ネットが普通に利用されるものになったということが前提なんだなぁと。個人的に一番気がかりなのは、ソフトバンクってほんとにやばいのかということだ。


“いつかソウル・トレインに乗る日まで” (高橋 源一郎)

未読。高橋源一郎初の純恋愛小説らしい。高橋源一郎のことだから括弧付きの純恋愛小説には違いないだろうが。



“Photo GRAPHICA (フォト・グラフィカ) 2009年 01月号 [雑誌]” (インプレスコミュニケーションズ)


“BRUTUS特別編集 杉本博司を知っていますか? (マガジンハウスムック)” (マガジンハウス)

杉本博司が金沢の21世紀美術館で「歴史の歴史」という個展を開催している。(11月22日~2009年3月22日まで。その後は大阪国立国際美術館へも巡回するらしい。) この一大イベントにあわせてPhoto GRAPHICAが特集を組み、BRUTUSが特別編集のムック本を出していた。SEASCAPESって一度でいいから実物プリントを見てみたい。
杉本博司ぐらいコンセプチャルな写真家は日本にはいないわけで、そんな彼が久々に日本に帰ってくるのだ。観ないわけにはいかないだろう。


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