ブランド形成-愛着度×情報感度

久々の更新だ。
今月号のアイ・エム・プレスに、第五回CRMソリューション・セミナーの模様や講演内容の要約が載ってる。ここで気になったもの。

基調講演「成功・失敗事例&CRMベンチマーク・データに見る顧客主導型マーケティング成功のポイント」より

  • プロモーションで伸びた売上の構成は、安いものしか買わない「スイッチャー」層によるものが大半。
    • 当然だろうと思ってはいたが、飲料メーカーにおけるロイヤルユーザーとスイッチャーの割合ってデータは面白かった。サントリーだけがスイッチャーよりロイヤルユーザーの比率が高い。
  • ブランド形成には「情報感度」と「愛着度」が深くかかわっている。この二軸でブランドをマッピングしてみる。情報感度は、年齢や周囲への情報発信力と関係。愛着度はそのまま。ブランドへの愛着。
    • 例)
    • ポカリスエットは愛着度が高く、情報感度は低い
    • アクエリアスは愛着度が低く、情報感度が高い

ポカリスエットはリニューアルしても、ブルーに白い線のデザインは変えない。アクエリアスはリニューアルするたびにパッケージのデザインを変える。

どちらが良い悪いではなく、そのブランドの生き様が違うだけ。

重要なのは、有力ブランドは、愛着度も情報感度も低い象限には3年は留まっていないとうこと。逆に言えば、購買層が3年続けて愛着度も情報感度も低い層であった場合、そのブランドはアウトだということ。

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コメント

  1. ブランドはどうなる?

    ブランドは卓越した品質から生まれる

    世に曰く「ブランドは、築城10年落城1日」。落城に関してはまさにその通りのことが次から次へと起こっていますが、築城10年は誇張しすぎています。ITの進化、とくにインターネットの登場で情報の伝達スピードが段違いに速くな...

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