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2003年12月20日

PHPとMySQLで動作する日本語Blogツール「GsBlog」

PHPとMySQLで動作する日本語Blogツール「GsBlog
ウェブアプリ工房

こんなのがあったんだ。知らなかった。
悪憎るぱん奉録で知りました。

で、とりあえず、セットアップしてみることに。

papativa.jp:Gsblog

セットアップはむちゃくちゃ楽です。MovableTypeより楽なぐらい。
ボクはロリポップで動かしていますが、ロリポップならMySQLも使えるので、GsBlogはすぐに動きます。マニュアル通りにやれば10分もかからないぐらい。凄い。

まだ全部見られてないんで、なんともいえないですが、かなり良さそうです。

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2003/12/20 21:35

SEOとCSSデザインと...

HTMLにおいて、文章の構造を決定するのが、ブロック要素だ。ブロック要素には、H1~H6、OL、UL、LI、P、HR、MENU、TABLE、CENTER、NOSCRIPT, NOFRAMESなどがある。

SEOにおいてブロック要素が重要視されるのはよく知られている。たとえば、Pは段落を表すブロック要素だが、このPタグの直後の文章を検索エンジンのクローラーは重要視する。なぜ重要視するか? 「文章」というのは、段落のあとに、その段落における重要なキーワードが含まれる確率が高いからだ。
また、H1~H6は「見出し」を意味するが、当然、「見出し」にはその文章の要約となるキーワードが含まれる確率が高いため、検索エンジンにおいても重要視される。

このあたりのことは、SEO本にもよく書かれている。「だから、H1タグやUL、OLみたいなタグを効果的に利用して、ページを作成しましょう」ってな感じだ。
しかしながら、実際はHxやOL、ULといったブロック要素を使ってWebページのデザインを行うのは難しい。ディフォルトの状態なら、H1なんて使ってしまうと、おそろしく大きな文章がキャンバスに踊ることになる。
そこで、CSSを利用する。CSSで、フォントやサイズ、マージンのとり方などを指定しておけば良いわけだ。H1なんかをCSSで制御することをスパムだと思っている人もいるようだが、それは違う。むしろ、構造とレイアウトを分離することは、HTMLの仕様上推奨されていることだ。ただ、必要以上に小さなフォントを指定したり、バックグラウンドカラーを合わせてしまうといったことが駄目だというだけだ。一般的には、H1~H6を利用する際でも、それぞれの見出しレベルの意味にあった大きさが指定されていれば問題はない(らいし)。つまり、H1よりH2の方が大きいサイズになってたりということがなければ良いということだ。(でも、これも実際、あまり問題ではなく、どちらかというと倫理観的問題みたいな感じもするけど)

さて、CSSで制御すればレイアウトができる....
と思ってると、これでも実は不十分だ。
本当の意味でのCSSデザインではなく、あくまでも今までのようにHTMLタグでレイアウトをつくり、そのなかで論理タグをレイアウトにあうように調整してくのは大変だ。

MacIE、MacNN、WinIE、WinNNなどにもレイアウト上の最適化をはかろうとするならば、最低でもCSSは6パターン必要と考えられる。MacIE、MacNN4.7用(以前)、MacNN4.7以降、WinIE、WinNN4.7用(以前)、WinNN4.7以降の6種類だ。まぁ、IEのシェアがここまで高くなっていることを考えると、そこまでやる必要はないだろうと思う人もいるだろう。それはそれで全然問題ない。6種類もCSSを分けて、得られるものが自己満足では意味がない。

たとえば、Win NN4.7以降として、

h1 {
font-family: "MS Pゴシック", "Osaka";
font-size: large;
color: #000000;
padding-left:10px;
padding-right:0px;
padding-top:2px;
padding-bottom:0px;
margin-top:0px;
margin-bottom:0px;
}

を指定するとする。
これをNN4.7で最適化するなら、こんな感じにしておく必要がある。

h1{
font-size:18px;
font-weight:normal;
color:#000000;
margin-left:10px;
margin-top:15px;
margin-bottom:-20px;
}

同じNNでもマージンの考え方が異なるため、同じ見た目をつくるには調整が必要になる。たとえば、NN4.7以降であれば、margin-bottomを0ピクセルとしているが、同じ設定だと、NN4.7なら随分と上に位置されてしまう。ということで、NN4.7では、-20pxというように、マイナス指定をしてやって、位置を調整してやるのだ。

これはOLやLIといったリスト系のブロック要素などでも同じ。その一つ一つで微妙な調整をしていくという作業が求められる。かなり面倒な作業だ。

CSSデザインでもっと割り切ってしまうという手もある。上記の例はあくまでも、HTMLタグでレイアウトまでやることを前提としているわけだけれども、CSSデザインで完全に構造とレイアウトを分離してしまうという方法もあるだろう。現状は過渡期に近いので、CSSデザインで対応ブラウザの範囲を拡大してしまうと、大変なことになってしまうかもしれないが、アクセシビリティなどを考える場合には、特定のブラウザ以外のブラウザで見た場合でも情報は把握できると割り切っちゃうことも重要だろう。

たとえば、JR東海2005年度採用ページ。CSSデザインがなされている。
Win IE6.0で見た場合と、WinNN4.7で見た場合ではまったく違うページに見える。

IE6.0で見た場合
JR東海2005年採用ページIE


NN4.7で見た場合
JR東海2005年採用ページNN

これも一つのアクセシビリティだ。
今後はこの手のサイト構築って増えていくんだろうなぁ。

CSSデザインのサイト構築って、今までのワークフローとか手順ではうまく行かなくなるケースも多々でてくるのではないかと思う。このあたりにもちゃんと対応できるようにしていかないとなぁと思う今日この頃。

ちなみに、クローラーは基本CSSは特に意識してないので(本当?)、CSSデザインでページを作成する場合には、SEO対策の基本、なるべくHTMLページの上部に重要な言葉が含まれるブロックを持って来ておけば良い。(レイアウトはCSSでどうにでもなるだろうし)

って、「CSSデザイン」って言葉を使ってたけど、これって一般的な言葉なのだろうか?

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2003/12/20 14:07

2003年12月19日

人気のソフトがぎっしり!「Yes! 福袋2004」が5,000円で予約販売

Yes! 福袋2004

「ソースネクスト選りすぐりの製品をパック」にした福袋らしい。
ボク自身は、正月に福袋を求めて朝から百貨店に並ぶ人達の気持ちはあまり理解できないのだけれど、こういうオンラインショッピングでの福袋なら買ってみようかなという気になる。

福袋といえば、毎年話題になるのは「1億円の福袋」とか、家がついてる福袋とか、そういうものだけれども、あれも一種のプロモーションであり、また「お金持ち」のリストを集めるために手段なのだろうな。
営業マンは断ることを覚えなさい」の2002年9月30日号に、平成13年に話題になった名古屋高島屋の「超目玉福袋」がとりあげられている。
総額700万円の商品が入った福袋を220万円で販売するという行為の「裏側」が解説されていて面白い。現金で220万円出せるお金持ちのリストを得て、その後の外商に生かすことが狙い、ということだ。

この手の手法というのは、たとえば、「高枝切り鋏」でも同じだ。

TV通販などでよく売られている「高枝切り鋏」。実は、あの商品はいくら売れてもほとんど利益がでない。「高枝切り鋏」はいわば見込み客獲得のためのフロントエンド商品なわけだ。高枝切り鋏を購入する「家」は、一戸建て、庭付きであり、要するに「お金持ち」。しかも、TV通販にも受容性があるとうことで、比較的財布の紐が緩い。ということで、この購入者のリストは非常に高い価値があると考えられる。肉を切らせて骨を絶つではないけれど、よく考えたものだ。
(これはすべて人から聞いた話なので、本当の話かどうかはわかりません)


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2003/12/19 10:32

冬の生活

【北九州】TOTOは自社のホームページ上で商品PRを兼ねた短編映画「冬の生活」の配信をはじめた。ブランドイメージの向上も狙う。 (日経産業新聞)

住宅設備機器メーカーでは初の試みとあるが、しかし、最近この手法ばかりじゃないか。
広告会社にとっても、予算を大きくできるし楽なのかなぁ。
「自動車」の場合はわかるのだ。特にスポーツヴィークルなどは、その情緒性をどうアピールするかはすごく大事だろうし、15秒や30秒のCMでは訴えられないことも、存分に盛り込める。中外のグロンサンも悪くはないと思った。ブランドイメージの刷新を狙ったものとしては、面白かったのではないかと思う。

でも、この「TOTO」はどうなのだろうなぁ。住宅設備商品でも最近なら、機能性なんかよりは、どのような生活を送りたいかという自己実現的な商品選択がなされるのだとは思う。

しかし、ドラマの中に、バスを利用したサウナ「発汗浴」のシーンが織り込まれていたりするのはちょっと強引すぎないか? ボクはまぁ仕事の関係上、いちおう見るけど、一般の人が、このドラマを見る動機って何なのだろうな。

キットカットは岩井俊二、グロンサンは、CMでドラマのイントロ。ウェブ誘引。ドラマの登場人物も筒井道隆とか比較的知られた人がいたし。MAZDAはリュック・ベッソンだろうし、ファイブミニはCMでは見られない裏ドラマ仕立て... さてさてじゃぁ「TOTO」は?

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2003/12/19 09:58

2003年12月16日

メールの第1行目で運命が決まる(こともある)

Japan.internet.com Webマーケティング - メールの第1行目で運命が決まる(こともある)

Outlook2003の「デスクトップ通知」機能によって、メールの差出人や冒頭の文章の重要性が増しているという話。

もちろん「デスクトップ通知」機能がなくとも、この傾向は強まるでしょう。スパムメールが増えすぎてしまった今、ほとんどの人は差出人と件名ぐらいしか見ないんじゃないでしょうか。
ボクの場合はPOPFileでスパムのフィルタリングをやってますが、それでも面倒くさい。

さて、1行目のお話。
ダイレクトレスポンス型のメッセージとしてコピーを考えるとき、ヘッドコピーに必要な要素の話では、

たった1日で800万!楽して儲かる驚異のFAXDM
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000086027
8月4日発行号に、「良い見出し」には4つの機能があるという話があります。

  1. 注意を引くこと
  2. 読み手を限定する
  3. メッセージを伝える
  4. 読み手を本文に引き込む

とくに、4の「読み手を本文に引き込む」を「ツァイガルニック効果」から解説していて面白いです。コピーだけで意味が完成してしまわないようにしたほうが良いわけですね。

保坂和志は1行目を読むと、2行目が読みたくなり、2行目を読んでいると3行目が読みたくなり、それが続いていって最後まで読みたくなるような小説が理想だというようなことを言ってましたが、考え方としては近いかもしれないですね。

ヘッドコピーはわかった。じゃぁ文章をどう構成していったいいの?
これは神田昌典さんの
PASONAの法則」がわかりやすいです。うまく使えば、ダイレクトレスポンス型のメッセージを構成するための枠組みとしてはまだまだ有効でしょう。

P(Problem):問題点を明らかに
A(agitation):問題点をさらにあぶり立てる
SO(Solution):問題の解決策の提示
N(Narrow down):絞込み(緊急性を有無)
A(Action):行動への呼びかけ

実際、これをそのまま利用したような広告やDMは良く見ます。たいていは、ものすごく怪しいか、ものすごく神田さんの文章に似ているか、その両方を兼ね備えているかのいずれかです。

「文章」といえば....
今日の「がんばれ社長」の広告にはこんなコピーが。

●売上が上がる文章●が誰でも簡単にスラスラ書ける法則をご存知ですか?

という5行広告。「ご存知ですか?」と問いかけることで「本文に引き込む」わけですね。当然、知ってるわけがないので、何だろう?と次を読む。

(って5行広告なんで、ほとんど一目で全体を把握しちゃってるのが本当のところでしょう。一目で見て、いくつか自分の興味あるキーワードがヒットして、で、改めて文字を追う、というような感じでしょうか)

ロジャーズの保護動機理論と言う法則を使えば簡単に、お客様に「これ欲し い!」と思ってもらうための文章を書くことが可能になります。この法則を 知れば明日からDM作成やホームページに書くセールス文章の作成で悩むこ とはなくなります。 http://www.addriver.co.jp/sab/

この限られたスペース、文字数のなかで、PASONAになってる。
最初の問いかけから、「解決策の提示」「絞込み」までちゃんと行われてますね。


「勝利のライティング法則」の完全解説レポート。無料です。

マーケティングに心理学的な理論とかを持ち込むのはよくあるけど、さっきの「ツァイガルニック効果」もこの「保護動機理論」も良い権威付けになってますね。

ロジャーズの保護動機理論ってのは知らないのですが、こうやって書かれると、興味が沸いてしまいます。クレアラシルの「サルファ・レゾルシン処方」もどんな処方かは知らないけれど、なんか効きそうな気がするし。

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2003/12/16 13:50