2004年04月07日
セプテーニがトライコーンを子会社化
セプテーニがトライコーンを株式交換で全額出資会社にすると発表した。(2004年4月7日:日本経済新聞)。三月に発行済み株式の30%を取得。6月に残り70%を。
株式交換によるトライコーン株式会社の完全子会社化に関するお知らせ http://www.septeni.co.jp/pdf/315.pdf(PDF)
トライコーンの1株あたりの算定額は1,110,000円(未上場なんでDCF法で)
トライコーンの売上
(単位:百万円)
決算期 | 平成13 年12 月期 | 平成14 年12 月期 | 平成15 年12 月期 |
売上 | 176 | 254 | 291 |
営業利益 | 20 | 29 | 56 |
ASPの特長かもしれないけど、利益率はいいなぁ。
セプテーニって、オプトメールも買収してんだよねぇ。
トライコーンのアウトバーンはおそらくEメール配信のASPでは最大手。(カレンはコンサルティングの方だし)
Eメールマーケティング会社は、リストビルディングって業務を考えると、当然、広告会社とは相性が良い。広告会社側からとっても、キャンペーンのプランニングからそこの受け皿、さらに集めたリストへの継続的なコミュニケーションってところまでサービス提供できるので都合がよい。(ASPサービスはざぶとんにもなるしね。
セプテーニはどちらかとうと、ダイレクトマーケティングよりの広告会社だし、トライコーンを子会社するってのはメリットあるだろう。
2004年04月02日
GMO、ベッコアメとスリーウェブの営業権を取得
GMOがベッコアメとスリーウェブの営業権を譲り受けるという発表をした。
GMO・グローバルメディアオンライン株式会社株式会社ベッコアメ・インターネットの営業の一部譲受けに関するお知らせ
http://www.gmo.jp/press/release/200404012.html
プレスリリース内に
【ニッポンの「インターネット部」をめざして!】をスローガンに、アクセス事業、レンタルサーバー事業、ドメイン事業、インターネット広告事業などのインターネットビジネスに必要なサービスを“One Stop”で提供できる国内唯一の企業グループとして展開しております。
とあるが、やはり「インターネット」のすべてを手掛けちゃおうということか。んな無茶な。
GMOは、レンタルサーバやホスティングサービスだけでも、iSLE、Rapid Site、まるごとserver、BROAD SERVERなどなど、複数のブランドを抱えている。
しかし、これって思いっきりカニバリしそうな気がするんだけどな。P&Gみたいなブランドごとに競わせるって戦略なのかな。
同時に、
平成16年12月期 通期業績予想(連結・個別)の上方修正について
http://www.gmo.jp/press/release/200404011.html
投資有価証券の売却によるものなんで、実態としてはどうかわからないけれど、好調みたいだなぁ。
2004年04月01日
IMJのソーシャルネットワーキングサービス「フレンドマップ」
「IMJがソーシャルネットワークサービス」で、IMJとファンコミュニケーションズがソーシャルネットワーキングサービスを開始するという記事をとりあげたけれど、今日β版がオープンしたようだ。
しかし、今日はエイプリルフールだらけで、どの記事が本物なのかようわからん。
ここのところサービスとソーシャルネットワーキング系のサービスがやたらとぽこぽこ立ち上がって、なんかITバブルの頃を思い起こさせられる。利用するユーザーは複数のサービスを使い分けるのかもしれないけれど、どう考えても供給過多じゃないだろうか。
当然、有料化やポイント制による課金などが収益源として考えられるのだろうが、ポータルサイトや、大手プロバイダーにコンテンツとして提供するなんていうB2B型のモデルもあるだろう。
ソーシャルネットワーキング系サービスと同様に、竹の子のように登場したブログサービスでは、「はてな」が、関電やmelmaにエンジンを提供したり、アフィリエイトでの活路を切り開こうとしていたり、シーサーがショッピングモールと絡めたり、いろいろと収益確保に向けた動きが見られる。
でもやっぱ、これだけ数でてきて、比較すると、やっぱりMT3.0で実装される予定の「TypeKey」がものすごく気になる。他のソーシャルネットワーキングのあり方とは全然違うけど、それだけに面白そう。聞いているだけでも新しいコミュニケーションが始まりそうな気がする。
リブリエとTimebook Town
ソニーが発売する電子ブック「リブリエ」と連動するTimebook Townがオープンした。とはいっても、まだあまりにも用意されている作品が貧弱すぎる... 何もないに等しい。
リブリエは発売のプレスを見て以来、ずーっと気になっている。この気になりかたは、多分、買ってしまうんだろうなぁと。松下のΣBOOKにはまったく食指を動かされなかったが、リブリエは物欲を刺激する。
いろいろなレビューを見ていると、リブリエは概ね好評だ。これが電子ブックのブレークスルーになるかもしれない。ただ気になるのは、やはり「レンタル」という仕組み。2ヶ月かぁ。まぁ、リブリエで「これは一生手放したくない」って思ったら、本当の本買えばいい話か。
あー、見たら、松浦理英子の5年ぶりの書き下ろしだって.... 読みたい。
楽天 「みんなの就職」を完全子会社化
アナログなWEBアカウントプランナーさんところで「楽天 「みんなの就職」を完全子会社化」を知りました。
楽天、「みんなの就職」を完全子会社化(CNET)
楽天が買収することは知らなかったのだけど、3月29日の日経産業新聞にこんな記事がでててなぜか手元にメモしていた。
「みんなの就職活動日記」に大学の授業評価を書き込める機能が追加されたそうな。
授業内容は「学問レベル」「授業レベル」「単位取得度」にわかれ、五段階評価。
・登録者数は約34万人(3月1日時点)
・2004年度末までに50万人目標
・2004年度12月期の売上高は一億が目標。
CNETの記事では、2004年3月28日現在で33万5000人となっている。
みんなの就職なんかを見ていると、ほんとに「AISAS」の「S」の重要性を感じたりする。この手のサービスが影響力を持つというのは単純に良いことだと思う。最近こそ少なくなったけど、圧迫面接やらセクハラ面接やらは問題になることしばしばだけど、「Share」の影響力が強まれば、それが企業の採用姿勢にも当然影響を与えるだろうし。
評価項目のなかに「情報公開度/公平性」や「パンフ資料/Webサイト質」なんてのもあるので、ここの評価を借りて、採用サイトの営業を行うところもあるんだろう。
楽天が就職情報系のサービスを追加して、何を目論んでいるんだろうか?
まだ楽天からのリリースは出てないみたいなんで詳細は不明。