2003年12月01日
カタ天.com
PDFがバージョンアップしてから重くて重くて仕方ないと思ってた。
こういう仕組みのほうがいいよな。
アリさんマークの引越し社が運営する
Junvie
ってサイトで利用されている。
こんな感じ。このインターフェイスは変な感じだ。
http://www.cataten.com/engine/book16.dll?bc=409&ul=ja
#Macでは見られません
ホームページの効果 企業の8割り検証に悩む
日本広告主協会のWeb広告研究会が同協会加盟社を対象に実施したHP運営状況調査で、回答企業の約8割がHPの効果検証に悩んでいる実態が浮かび上がった。(日本経済新聞)
物販系なら指標は明快だが、ブランド訴求、商品宣伝などの効果についてはよくわからないということか。
日本ブランド戦略研究所がWebサイト価値ランキングを出している。5月22日の日経産業新聞に掲載されていた記事を読むと、、、
売上への直接貢献はサイトで取り扱う商品の売上高に粗利益率を乗じて算出。広告媒体としての価値はページ閲覧数に雑誌広告を参考にした広告単価を乗じて計算。販促媒体としての価値はサイトの登録会員数にメール広告単価などを乗じてはじき出す。
ということで、
- 投資額
- 売上高
- 粗利益
- ページ閲覧数
- 登録会員数
- メールマガジン発行数
- 顧客からの問い合わせ件数
しかし、これで算出できる「価値」と、上で「検証に悩む」と言っている人達が考える「価値」とは微妙に違うのではないかと思う。ブランド資産価値なんかでもそうだけれど、ブランド価値●●●円で示される値というのは、他企業との比較でこそ意味があるものの、それ単独では何の意味もなさない。その価値が高ければ高いほど企業が儲かるかというとそういうわけではないし。比較されるときは価値あるけど、Webサイト経済価値と、そのWebサイトがその会社の経営にもたらしている価値とはちょっと違う。少なくとも後者の価値を上記のような指標で数値化できるとは思えない。
この手の議論はテレビ広告なんかでもよくあるわけだけど、
そもそも効果が明確である(数値化できる)ことが、どれほど重要なのだろうか。
なんとなくすべて数値化されれば分かりやすいというような先入観があるけれど、本当にそうだろうか。経営やマネイジメントなんて、実際は数値化できないものとの取り組みが大半じゃないかと思うんだけどね。
数字になって、比較できたらわかりやすいというのは、数値化できないものにたいしての憧れや幻想であって、実際数値化されたところで、判断するのは人間なわけだから。
2003年11月25日
Googleの単語認識(3)
■Googleの日本語問題に関するQ&A
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000096023
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000096023
Googleは検索キーワード自体の品詞分解はしていないということか。グーマニを提供してくれているところで、メルマガも登録していたはずなのにきちんと理解していなかった...トホホ。
この例でいくと、「基礎化粧品」というキーワードはGoogleの辞書に入っている言葉なので、インデキシング時に、「基礎化粧品」という言葉が含まれるページとして認識されている。なんで、「基礎」「化粧品」と別々のキーワードで検索を行ったときには、それぞれの言葉が含まれるページを探すため、「基礎化粧品」で最適化しているようなページはヒットしてこないと。
「基礎化粧」で最適化していれば、「基礎」「化粧」という別々の言葉でインデキシングされているため、「基礎」「化粧」別々で検索しようが、「基礎化粧」で検索しようが検索結果は「ほとんど」変わらないということだ。
でもこの「ほとんど」というところでまた考えこんでしまった。
検索時のキーワードをGoogleが形態素解析したりしているわけではない、という前提にたつと、「基礎化粧」というキーワードで検索を行ったときのGoogleの挙動はどのようなものだろう。
「基礎」「化粧」と別々で検索をすれば、
Googleは「基礎」と「化粧」が同時に出現し、且つキーワード近接度の高いページ群を検索結果として返すだけだけなのでわかりやすい。
しかし、「基礎化粧」で検索が実行されたときには、
キーワード:基礎化粧→インデックス探査(というよりむしろ辞書探査か?)→インデックス「基礎化粧」がないことがわかる→???
"基礎化粧"の含まれるページがない(じゃなくて、「基礎化粧」が辞書にない)ということがわかった後の挙動では、やはり品詞分解するしかないんじゃないか。
品詞分解して検索するとき、「基礎」「化粧」でのAND検索になるわけだけれど、このときには「キーワード近接度」が重要になる。「基礎 化粧」で検索するときには、キーワード近接度は見ていないということか。
ちなみに、「ウェディングドレス」や「ウェディングケーキ」は1語として認識しているので、「ウェディングドレス」や「ウェディングケーキ」でどれだけSEOしても、「ウェディング」ってキーワードで検索したときのポジショニングは無理なわけだな。
あと、ちょっと不思議なのは、「ウェディング」で検索したときは、「ウェディング|ウエディング」なんてキャッシュでは表示されてるのに、「ウェディングドレス」とかではキャッシャでは1語扱い。でも、実際の検索結果を見ると、「ウエディングドレス」も「ウェディングドレス」も同じ扱いを受けてる模様。
キャッシュを見たときのキーワードのハイライト表示のルールってのは何なんでしょうか?
「ロッキー ホラー ショー」(a)と「ロッキーホラーショー」(b)の検索結果の違いは、実際の検索結果がヒントになる。(a)で3位でヒットしてきていた「ロッキーホラーピクチャーショー」というタイトルのページよりも、「ロッキー・ホラー・ショー」とは」というページが(b)では上位にきている。
(a)では、「ロッキー」「ホラー」「ショー」というそれぞれの言葉が含まれるページ。且つこの順番が評価される。
(b)では、「ロッキー」「ホラー」「ショー」が含まれ、且つ、「ロッキー」「ホラー」「ショー」の順番と、これらの言葉の近接度が評価される。
ということになる。
もちろん、本文内のテキストマッチだけではなく、リンクテキストなんかやいろいろな要素が加わっているので、一概には説明できないけれど、(a)では、「ロッキー」「ホラー」「ショー」とそれぞれの言葉の位置関係よりも、それぞれの言葉の量が重視されている気がするし、逆に、(b)では、それぞれの言葉の近接度が評価されているように思える。
ちょっと外れるが、
(a)の検索は、個々の単語で「ロッキー ホラー ショー」と、それぞれの言葉での表記ぶれの補正が行われていないのにたいして、
(b)では、ロッキー|ロッキ ホラー ショー|ショウ|ショ と表記のぶれの補正を行っている。
あー、誰か教えてくれないかなぁ。
2003年11月24日
Google Everflux
GoogleDanceがなくなり、Google対策の基本は、everfluxになったといわれる。
everfluxの詳細についてはここ。
GoogleDanceが月に1回程度の大規模なインデックス更新に伴う検索結果の変動だったのに対して、everfluxは、毎日のように変わる微細な検索結果の変化だ。
確かに、最近のGoogleは毎日のように検索結果が変わっている。
everfluxでは、PRやbackward linkの更新は行われず、主にページの更新日付と順位が変動する。つまりこのことは、everfluxでは、従来のGoogle対策として主流とされてきた、リンクポピュラリティの向上といったことよりも、テキストマッチが重視されることを意味しているわけだ。
さて、同時にインデックスページよりもサブページが重視されつつあるんじゃないかという現象について、こんな見解もあります。
(あくまでも著者の見解なんで、これが正しいのかどうかわからんけども)
2003年11月22日
楽天でのSEOを考えてみる
「SEO対応を強化しております」って。
Googleでは、同一ドメイン、サブドメインのページってのは、最大2ページまでしか表示しないわけだ。これは誰でも知っている。
楽天の店舗というのは、
www.rakuten.co.jp
というドメイン配下にすべて置かれるわけだろう。
すると、楽天に出店している店舗ってのは、どんなけSEOに励んだところで、たかだか2つの席を争わなきゃならんわけだわね。
「楽天」で検索すると、上位20ページぐらいはほとんど全部「楽天」のページだけれども、これはサブドメイン違いのページなんだよね。
trading、books、greeting、travel、plaza、business、game、delivery、uranai、event、golf、coupon、ticket、emagazine、bb、otoku、gift、point、dl、affiliate、directory、spec、partner.afl、fm、dining、i、m、common、furima、ec
rakuten.co.jp 以下のサブドメインはまだまだある。
rakuten.ne.jpもあるし、プロバイダーなんかにOEMしているものもあるしね。
しかし、ほとんどの出店店舗は www.rakuten.co.jp配下なんだよね。(全部調べてないからようわかんけど)
例えば、「ティディベア 楽天」で検索してみると、ヒットする楽天出店サイトは2サイトだけだ。しかし、
site:www.rakuten.co.jp テディベア
で検索してみると、約3,850件もヒットしてくる。ティディベアを販売している店舗は楽天内には2店舗どころではない。
こんな状況で、SEO強化っても意味あんのかいなぁと思う。
どうすりゃいいか。店舗名をサブドメインにしちゃうとかね。
これができたら各店舗の努力がそのまま楽天への集客力となる。楽天にとっちゃ店舗の売上が伸びれば、自分達の懐もあったかくなるわけだしね。
楽天は確か、出店サイトが直接Yahoo!に登録したりすることを禁じていたと思う。(登録されているサイトもあったりするのだけれど、楽天出店店舗数から考えると、相当に少ない。ということはやはり何らかの制約があるということだろう)
当然、独自ドメインなんかのサービスもない。
今のURL体系では、SEOもままならない... となると、楽天出店ショップというのは、楽天の集客力だけが頼りか? といってもあれだけ店舗が増えてしまったら、いくら集客力があってもねぇ。
ということで、楽天内のプロモーションに頼るということになるのだろうか。アフィリエイトとか、オークションとか、懸賞とか、楽天の広告とか....
自分が仮に楽天で店を開くとしたらどうするか考えてみる。
とりあえず、別で独自ドメインでサイトを立ち上げるだろうな。ロリポップなんかで250円でサーバ借りて、MovableTypeとかでちゃっちゃとblogを始める。そのblogはもちろん販売しているものと関係があって、その商品に関心の高いユーザーをターゲットとしたblogにする。毎日更新していれば、そのうち検索エンジンにヒットするようにはなる。(上位に来るかどうかは本人の努力次第だろうが)
そのページから、楽天のページへの誘導を行えばいい。(こういうやり方って楽天はO.Kなのかな?)
はてなダイアリー使う方法だってあるしね。
(はてなダイアリーも当然、d.hatena.ne.jp 配下にページが置かれることになるので、楽天と同じといえば同じ。なんで厳密にはSEOは厳しいだろう。これだけのユーザーがいると、凡庸なキーワードではなかなか狭き門を潜り抜けることはできない。ただし、はてなダイアリーでは、キーワード連携などの機能があるしね。誰にも紹介していないこのダイアリーでさえ、なんやかんやと毎日人は来ているし)
とにかく、楽天のみでせっせらとSEOだと頑張っても無駄になる可能性は高い。別の方法で集客する術を考えないと、なかなか今から出店して、成功を勝ち取るのは難しいんじゃないだろうか。(もちろん、集客だけが成功のための要因ではないことは、言うまでもないけれど)
まぁ楽天側でも何か対策してほしいけど。
各店舗ごとにサブドメインなんてのは難しいだろうから、じゃぁ、最低でもショップカテゴリーレベルでどんどんサブドメインにしちゃえばいい。そうすれば、1カテゴリあたり最大2サイトまでは表示されるようにはなる。