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2007年03月26日

日産の仮想車のダウンロードが1万7395人

日経産業より。
日産は昨年10月から、セカンドライフ内にある日産専用の空間「ニッサンアイランド」に巨大な自動販売機を設置。販売機にコード番号を入力すれば、缶ジュースのようにセントラの仮想車を購入できるようにした。
ニッサンアイランドにはこれまで3万人が訪れたそうで、うち、1万7395人がダウンロードしたとのこと。

1万7395人という数字が多いのか少ないのかはよくわからないが、こんなことが記事になるのだから、まだまだセカンドライフというのはパブ目的でも参入する価値はあるということだろうか。
ボクはMAZDAがジュネーブモーターショーに出品するコンセプトカー葉風(はかぜ)をセカンドライフ内に展示しているってことで見に行ったのだが、正直、うーんという感じだった。モデリングが悪すぎるというか、セカンドライフ内の葉風がかっこよく思えないし、どうもよくわからない。けど、こうやって見に行く人がいて、セカンドライフ内で試乗したりして、葉風って名前まで覚えて、フォルムも覚えてるってことは、まぁそれなりの効果はあるのだろう。

セカンドライフはビジネス先行だとか言われてて、一部では懐疑的に扱われ、一部ではまた新しいマーケティングアプローチになると騒がれている。今時点では、利用しているのはイノベーターやアーリーアドプターまでだろうから、そういうユーザーをターゲットとしていくには、媒体としては別に悪くないんじゃないかとは思う。パブ効果もあるし。

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2007/03/26 09:26

MySpaceを使っみて

MySpaceを使ってみて驚いた。

ひっきりなしに友達申請がくる。しかもわけのわからんミュージシャンから。それでそのミュージシャンのページに行くとたいていは遠慮なしに音楽が鳴り始め、無理矢理聴かされるはめになる。なかには「おっ」と思いものがあったりして、何曲か聴いたり、PVか何かよくわからん動画を見たりする。

友達申請をしてくるのは日本のアーチストとは限らない。むしろアメリカ在住のミュージシャンの方が多い。ボクのプロフィールのどの部分を読んでそんな申請をしにきているのかはまったく謎だ。なにせ英語はいっさい使ってない。好きなミュージシャンの名前も「ビートルズ」とか「ミシェル・ペトルチアーニ」というようにカタカナで書いた。英語を使うと、それだけで外人からのスパムがくると思ったからだ。にもかかわらず、彼らはそんなことはまったく意に介せず、がんがん友達申請してくる。おそらく新しく住人になった連中を狙って、徹底した友達申請してくるやつらがいるのだろう。このへんはmixiとかのSNS文化とはえらく違うところだ。ただ、メールで頻繁にやってくる出会い系スパムなんかに比べれば、よほどましだ。ボクは音楽が嫌いではない。ジャンルもあまりこだわらない。というか多分かなり寛容だ。だから新しいミュージシャンと出会えるというのは、それだけで充分楽しい。
(自分のページのURLはあえてのせなかったんで、興味ある人は適当な言葉で探してくださいな)

MySpaceのマイページはいろいろとカスタマイズできる。背景の色をかえたりブロックの枠線を変えたり。利用してる人のほとんどがカスタマイズしているのではないだろうか。
そうやって作り込んでいるうちにマイページに親近感がわいてくる。そのへんはmixiのように全員が定型の同じデザインのページとの違いだろう。自分のブログが自分の庭のように思えてきて、いろいろ飾り立てたりしたくなる気持ちもこれと似ている。ボク自身、もともと外部のブログホステイングで運営したこのブログを独自ドメインのオリジナルのブログに移行したのも理由の1つは「自分のもの」にしたかったからだ。MySpaceも言ってみれば「人の庭」なのだが、かなりカスタマイズの許容性があるというところで受けているのだろうか。
携帯電話をデコレーションしたりするのも同じようなもんなんだろうか。人は多くの人が持ってるものややってるものに惹かれる。にもかかわらず、その大勢の中で「自分らしさ」を求めて、些細な差異を生み出そうとする。「自分らしさ」を反映させることで、愛着が沸く。それは決して悪いことではない。

関係ないが、そういえば、最近ヤフーのニュースとかでMySpaceのアーチストがよく取り上げられる。ソフトバンクが本気を出しているのだろうか。(というのはうがった見方か)
話題のアーチスト、MySpaceだけでアルバム発売。。。みたいな記事がヤフーニュースのトップに取り上げられたりする。ヤフーのトップに表示されるニュースはすごい。ボクも何度か自分が関わってるサイトで掲載されたことがあるが、掲載されている間はとんでもないトラフィックがおしよせる。サーバが落ちたことも何度もある。あの枠はものすごい告知力というか集客力を持っているのだ。あのニュース枠をうまく使えば、お金をかけなくても初期のプロモーションは充分可能だ。MySpace上のアーチストに人気がでれば、それにつられて人が集まる。人が集まれば、その人がさらに人を呼ぶ。


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2007/03/26 01:47

2007年03月24日

イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則


"イン・ザ・ブラック 継続的な黒字会社をつくる9つの原則" (アレン・B・ボストロム, 広瀬 元義)

えらく話題になっているので驚いた。発売当初に買ってすぐに読んだけれど、あまりにも当たり前のことしか書かれてないのでがっかりしたのだ。 会計のところなどは、あまりにも初歩の初歩だ。もちろんこのレベルも理解してない経営者が多いんだろうなぁとは思う。うちの場合は社長が会計にはうるさく、会社のポリシーとしても社員全員が企業会計を学ぶというものがあるので、このあたりのことは何度も何度も繰り返しやってきている。たぶん、マネジャーレベルの人間なら、ここで出てくるような言葉や考え方、ポイントは楽勝で理解してもらえてると思うのだが。

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2007/03/24 02:25

2007年03月21日

Macのこともろもろ

まだMacではわからないことばかりだ。
キーボードでのひらがなと英字の切り替えはアップルキー+スペースでやってて、カタカナはアップルキー+Kで変換してたのだけれど、ある時、アップルキー+スペースでひらがなとカタカナの切り替えになってしまい、英字にならなくなってしまった。やりかたがわからずいちいちメニューから変換してたが、スペースの両隣にある「英数」と「カナかな」で切り替えられることがわかった。アップルキー+スペースでひらがなからカタカナに切り替えて、「英数」を押すと、英数に切り替わる。ここでアップルキー+スペースでひらがなに戻ってくれると思いきや、なぜかカタカナに戻る。つまり今度は英字とカタカナの切り替えになってしまった。さらにこのカタカナの時に「カナかな」を押下すると、ひらがなに変換される。ここで再度アップルキー+スペースで英字に変換しようと思いきや、今度もまたカタカナに変換されてしまう。。。 むむむ。どうやったら、ひらがなと英字の変換になるのだ、、、といろいろやっていると、なぜかいつの間にかひらがなと英字の切り替えになっていた。何をやったのかはよくわからない。。。たまたま何かキーの組み合わせがよかったということか。

あと、ParallelsでWindowsを起動すると、ウィルスチェックソフトのAVG(フリーバージョン)がライセンスエラーになる。BootCampで起動したときは問題ないのに。なぜかライセンスキーが通らないので、とりあえずアンインストールを試みるのだが、Successfulと表示されるのにアンインストールされない。コントロールパネルの方からやっても駄目。BootCampで入れたソフトって、BootCampで起動してそっちでアンインストールする必要があるのだろうか。
今度はATOKを入れてみようかと思ってる。重くならないだろうか? 今のwinマシンだとATOKが重すぎる。

今日は、VirtueDesktopsを入れた。Parallels Desktop for Mac で一画面まるまる使うのに便利だ。
Parallels の方は、キーボードは結局、AppleK for Parallelsを購入して入れた。AppleKbWinを使っていたが、なぜか反応が鈍く、どうしても気になる。いちおうマッピングはされているのだが、アップルキー+スペースでの機敏な切り替えに反応してくれない。ワンテンポ遅れるのだ。ということで、AppleK for Parallelsを試しに入れてみたら
とても快適に動作してくれたので、安かったというのもあるがすぐに購入した。Parallels関連のキーボードについてはこれでほぼ問題はなくなったといってもいい。カタカナへの変換はアップルキー+Kではなく「カナかな」ボタンを利用するが、これはまぁ特に気にはならない。

マウスについては少し前にワイヤレスのMightyMouseを買った。普通のワイヤレスマウスに比べたら高いけれど、純正だし、そのフォルムがかわいいのと、あくまでもワンボタンにこだわりながらも実は2ボタンに対応してるところなどが気にいった。実際、右クリックが時々うまく反応しなくなったり、ボディ側面についてる両押しボタンについては、かなり押しにくいし、思ったより使い勝手が良いわけでもないのだけれど、でもまぁ気にいってはいる。(ここ数年ボクはずっとトラックボール型のマウスを使っていたので、このタイプのマウスはやっぱり不便だなぁと感じてしまう。
ちなみに利用していたのはMicrosoft社のTrackballExplorerだ。ボタンがかなりたくさんあって、任意の操作やキーをそれぞれに割当て使う。ボクは数年前から、ある設定でこのマウスを利用していて、すべてのボタンを利用している。もう身体が覚えてしまっているので、ものすごく効率が良いのだが、他の人がボクのマウスを使うと、非常に困惑するようだ。ボタンの割当方法が通常とはかなり違うからだ。
MightyMouseでも当然、ディフォルトの割当ではない割当を行っている。

MightyMouseは、ParallelsのWindowsの方でもそのまま何の設定もなく利用でき、右ボタンもWindowsのそれと同じように使える。これは便利。トラックボールの左右が動かないという報告もあるみたいだけれど、ボクはそれは利用してないので関係ない。


"Apple Wireless Mighty Mouse MA272J/A マイティマウス ワイヤレス"


"Microsoft Trackball Explorer" (マイクロソフト)

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2007/03/21 23:12

2007年02月12日

ネット時代10年後、新聞とテレビはこうなる


"ネット時代10年後、新聞とテレビはこうなる" (藤原 )

201X年にメディアの真の「融合」が実現する。筆者はその概念を「eプラットフォーム」という言葉で表現する。その「融合」はホリエモンが掲げたように、テレビ番組とインターネットサイトが連動・連携するというような生易しいものではない。「eプラットフォーム」上では、すべての旧メディアはeプラットフォームにメディアとしての役割を譲って「コンテンツ・プロバイダー」に変わっていく。つまり、「メディア」=「コンテンツの媒介物」と「コンテンツ」が分離し、すべてのコンテンツが同じ「メディア=eプラットフォーム」上にのっかるという世界だ。

「eプラットフォーム」は、いわば「インターネット」の未来系のことだ。現行の通信法や放送法の制約によって実現できてないものが、2011年の地上派の完全デジタル化、それとあわせて起きているブロードバンド環境の浸透、そして圧倒的なハードディスク容量を持ったテレビ、パソコンの登場といった条件が絡み合い、201X年に「融合」が起きると著者は力説する。

本書で描かれる世界や問題に特に目新しさはないし、「eプラットフォーム」という概念もどちらかというと、新聞社やテレビ局の重鎮にわかりやすく説明するために作られたメタファーのような気もする。(著者は「メタファー」ではなく、本当にそういうものが実現すると信じてるようでもあるけれど) ただ、通信、放送の問題や、新聞社が抱える問題など、アメリカの事情なども交えてわかりやすくまとまっている。

確かに、ボクらの業界にとっても2011年というのは、とても重要な年だ。あと5年だ。この5年間の最初の1年が2007年、今年だとボクらの会社では位置づけている。2011年に向けてコミュニケーション業界がどのような変化を進むのか、まだわからないことも多い。しかし、この業界においては確実にパラダイムシフトが起きるということは間違いないだろう。そのためにボクらが準備しなければならないことは何なのか、本書はそのことを考える素地をつくってくれると言えるだろう。

以下、レバレッジ・メモ。
(本書の内容とはほとんど関係ないけれど、個人的に面白かったのでメモしているところも多いので...)

  • 新聞というメディアの経営は、販売収入と広告収入がほぼ同じ
  • 米国は1970年、電波を使った放送免許を握るてテレビ局が娯楽番組を自社制作することを禁じる規制を導入し、政策的に放送のハード(電波放送)とソフト(番組制作)を分離した」(日本経済新聞05年12月20日)
  • 日本の放送業界はソフトとハードの一体体制となっている。
  • 米国における利用者が五千万人に達するまでの年数が、ラジオの三十八年、テレビの十三年に比し、インターネットは四〜五年である。
  • テレビの視聴時間が減少しない理由の根幹は、「ただ」であること
  • 県単位の電波行政→地元スポンサー企業からの収入が、全収入の二割程度しかないローカル局も珍しくなくなっている
  • ローカル局は、放送する番組の約90%を外部に依存しており、しかも約70%は、キー局、準キー局から自動的に送られてくる。つまり、自力で調達する番組はわずか30%程度ということになる。自社制作が10%。他局や番組販売会社から買い付けるのが20%だ。
  • 自社制作の代表格がローカルニュースである。ところが、この花形番組、総じて売れ行きが悪い。
  • 放送は公共性が高いとの理由から、著作権処理を簡素化できる『優遇措置』がとられている。具体的には、番組でCD音源の楽曲を流すのは、後で使用料をまとめて払えば自由にできる。
  • 文化審議会の著作権分科会法制問題小委員会では、IP放送の著作権処理を「同時再送信」に限り、有線放送並みに簡素化するよう、著作権法を改正すべきだとする報告書をまとめた。(06年8月)
  • デジタル化で放送は具体的にどう変わるのか。(1)多チャンネル化(2)高精度画面(3)双方向(4)データ放送等各種サービス
  • 日本の放送業界全体の売り上げがタイムワーナー一社の売り上げより小さいのは、国民から見ると疑問だ(産経新聞2005年12月7日)
  • フリーペーパーの代表格が、メトロ・インターナショナルである。メトロ・インターナショナルはスウェーデンが発祥の地で、1995年に発刊された。そしてすでに「二十カ国で新聞発行部数が八百万部になった」(日経産業新聞2006年6月7日)
  • アメリカで行われた調査『ニュースメディアの現状』によると、新聞を『信用できる』と答えた回答者の比率は85年に80%だったが、04年には50%に減少。テレビも、85年の84%から61%に落ちた。
  • 日本と欧米のもっとも顕著な違い。欧米はチラシが本紙紙面に取り込まれている。日本は本紙にチラシがはさみ込まれる形。販売店の収益となっている。日本はチラシが効果を発揮するエリア(狭い地域)と、紙面が配られるエリア(全国または広い地域)が重ならないため、各地域ごとにチラシとしてはさみ込まれて配られる。
  • 「あまりにも個々人の情報、個々人が持っている関心領域だけに情報を特化してしまうと、(中略)最低限知るべき知識としうものが失われるのではないか。ひいては社会常識が失われてくる危険性はないだろうか(『調研クオータリー』2005年冬号=読売新聞調査研究本部)」
  • 情報はローカル化する。電通総研の分析によると、「広告主のプロモーション予算の管理単位は『期間×商品×エリア』である。この式がある限り、エリア予算の『受け皿』としてのローカル媒体社の存在意義はなくならない」
  • アメリカでは日本と違って、ケーブルテレビや衛星経由の放送が発達しているので、全人口の15%しか地上派を見ていない。他方、日本では全国でほぼ100%の世帯が、しかも1日3、4時間もテレビを見ている。

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2007/02/12 07:49