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2003年05月21日

検索結果の上位をウェブログが占める理由

検索結果の上位をウェブログが占める理由

Blogが検索結果の上位に入ることが多くなったという話。

明快な理由は説明されていないが、1ページで多くのテキストを掲載していることからではないかと推測している。

多くの企業サイトは内部ページに動的URLを利用しているためスパイダーが巡回できない、としているが、AmazonなどはURLを動的なURLに見せないことで、スパイダーの巡回の妨げにならないような工夫がなされている。(「?」や「&」「=」といった、パラメーターを設定するための文字列は排除され、「/」「-」「_」と英数字のみで構成している)

Googleがblog専門の検索エンジンをつくり、通常の検索結果からはblogを外すのではないか?というような憶測が流れていたなぁ。何がblogで、どこまでがblogかということを決めるのは多分無理なので、それはないと思うのだが。

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2003/05/21 20:02

2003年05月16日

国内 DSL 利用数、4月末で747万8000件――伸び幅をやや戻す

Japan.internet.com ニュース - 国内 DSL 利用数、4月末で747万8000件――伸び幅をやや戻す

鈍化した伸びが少し回復。

これはプラトー現象を乗り切り、いよいよ本格的な成長期に入ったことを意味しているのだろうか?

Yahoo!BBシェアは34.1%

NTT東日本20.6%

NTT西日本15.1%

孫さんって人はランチェスター理論にのっとった戦略をうってくる人だから、とにかく今はシェアなのだろうな。街頭キャンペーンやら、Yahoo!BBスタジアムやら、他のADSL事業者ではできない派手なことも姑息なことも平気でやってくるところは凄いと思うね。ベンチャー体質というか。

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2003/05/16 22:01

2003年05月14日

スケッチするように手軽にサイトを構築できるツール『デニム』

いやー、これは面白いですよ。
スケッチするように手軽にサイトを構築できるツール『デニム』
サイトといっても、ようはスケルトンですわね。
サイトマップつくったり、紙芝居つくったりするのに役立つ。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20030514301.html

DENIM

Win版で実際遊びで使ってますが、タブレットPCが欲しくなりました。

このソフト自体のインターフェイスも優れて、解説ビデオ見たらすぐわかりました。

手書きスケッチで、サイトマップやストーリーボードなどを作成できるんですけど、柔軟性が高く、手書きより便利です。(ペンツールがあればだけど)

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2003/05/14 19:32

2003年05月12日

ネットの参加性を生かす「モー娘。マーケティング」

Japan.internet.com Webマーケティング - ネットの参加性を生かす「モー娘。マーケティング」

ユーザー参加型の商品開発企画ってのは少し探せばけっこう見つかるものだ。成功事例も多い。コミュニティ主導で行われるもの、広く意見を求めるもの、ユーザー投票で決められていくもの、単純に調査として意見を求めるもの、商品化されたら購入するという人が設定人数に達してから製造を始めるものなど... 

でも、成功事例はセミナーやらでよく語られるけれど、失敗事例ってのはあまり語られない。MUJIがユーザーの意見をとりいれて、MUJI CARを発売したけど、ネットで意見を言った人のほとんどは買わなかったとか。

そりゃそうだろうねぇ。車は高いし、購入の敷居は高いからね。MUJIブランドは強いけれども、そのブランドにひかれてモノ言う人でも、MUJIが出す車まで買おうとは思わないだろう。

ヴァージンが同じことをしたら成功したかどうか? 単純にユーザーの声を反映させてつくるぐらいじゃ、ヴァージンでも売れないと思うけどね。

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2003/05/12 16:22

2003年05月10日

ネットイヤー逝く

CNET Japan - SIPSの元祖ネットイヤーがシステムインテグレーターの傘下に

昨日の朝、日経産業を開いて、ネットイヤーが買収されるという記事が飛び込んできたときは驚いた。

同業界に身を置くものとしては、いろいろ考えるところもあるが、しかし驚いたのはネットイヤーの売上と経常損益だ。資本金は大企業だが、売上は中小企業。赤字額を考えたら、もう火の車。これは正直同情の余地もなし。

第三者割り当て増資を繰り返し、資本金はどんどん大きくなったが、それに見合う回収はまったくできなかったということか。

これだけの酷い状況の中、セルリアンタワーみたいなおそろしく坪単価の高いオフィスを借り続け、さらにテレビ東京などの番組のスポンサーになったりしていたのは、何だったのだろう? ブランドづくりか? 

ソラン傘下に入り、オフィスは移転するのだろうか?

最近のネットイヤーの実績ではKDDIは面白いと思った。

色とサウンドでのセクション展開。Flashの使い方も面白い。KDDIの新しいコーポレートスローガンなのかなんなのかはよく知らないが、「ユビキタス・ソリューション・カンパニー」という言葉の響きとサイト全体を通じての利用体験もボク個人の感覚としては、そこそこ親和してるように思える。

雑誌「WEB SITE DESIGN」でも新しいユーザー体験としていくつか面白い企画を提案していて、なるほどなぁと関心させられたりもした。

しかし、ユーザーエクスペリエンスを突き詰めても、あれだけの母体を支える売上は稼げなかったというわけか。ネットイヤーを見ていると、ある側面ではアクセンチュアみたいなIT系コンサルティング会社、ある側面ではIDEOみたいな先端的なデザイン会社、ある側面ではキノトロープのようなWEB構築会社というように、1つの会社として抱えるには大きすぎるんじゃないかと思えるぐらいの多面性を持っているように思える。

それがSIPSなのだといえばそれまでだけれども。

ちなみに、SIPSという言葉はアメリカからやってきたように思われているが、そんな業態はアメリカにはない。あれは小池さんがつくったものだろう。小池さんが連載していたネットランナーのコラムの中で、はじめてSIPSという言葉を知った。そのコラムでとりあげられていたいくつかのアメリカの「SIPS」を調べたが、どこも自らSIPSと呼んでいるところはなかった。

個人的見解だが、「SIPS」みたいな業態が欧米で注目されたのは、欧米の広告業界の構造が背景にあるように思える。日本ではSIPSったって、そんなもん電通や博報堂も同じようなものじゃないかと思っていたのだけれど、欧米では基本、広告会社はダイレクトマーケティングやブランディングというように機能的特化している。電通のように1社でコミュニケーション全般をやるってのは特異なのだ。欧米の場合はWPPのように持株会社参加に複数の機能特化型の広告会社が連なるという構造なのだ。

そういう背景がありつつ、コンサルティングからデザイン、システムまでをワンストップで提供する業態っては「新し」かったのではないかと思う。


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2003/05/10 20:54