2005年01月04日
BkASPilを入れてるとBecky!が起動しない(2005)
あけましておめでとうございます。
年明け一発目だけど、Becky!が起動しない人は注意。
スパムフィルターのBkASPilプラグインをいれてると、なぜか起動しなくなるようです。いきなりこの事務所でも3人が同じ症状に遭遇中。Becky!のプログラムファイルが置いてあるディレクトリにBKASPilのプログラムファイルがあるので、それを起動して、アンインストールすると起動するようになります。
調べてるけど、まだこの症状については報告されてないようです。なんなんだろう?
(追記)
最新版のプラグインにすると起動するようです。最新版はBkASPil Ver.2.022
2004年12月20日
Firefoxの再インストール
Firefoxが起動しなくなった。プロファイルの入れ替えをやったり、新しいユーザーを作成して、バックアップを戻したり、いろいろやるも復帰できずで、仕方なしにすべてアンインストール後、新たにインストール。MozBackupからデータをバックアップし、最新版のBookmarkは、BookmarkBackupから復帰。自身の覚書エントリーから、機能拡張類をいれなおして再設定。検索機能系をまとめて追加したりなんやかんやで、ほぼ元通りへ。1時間もかからなかった。メモしててよかった。
2004年12月16日
アフィリエイトネタ:バリューコマース
本日の日経産業新聞には、アフィリエイトの老舗であり、最大手のバリューコマースについての記事が掲載されている。
- 売上高は前年比5割増
- テクノロジー関連企業の急成長ランキングで国内21位(トーマツ発表)
- 売上高は非公表だが、民間調査機関などによると2003年12月期は約19億円(01年に対して、2倍強の成長率)
- 04年は28億5000万円を超えるもよう
- 個人を含めた契約するアフィリエイトパートナーは85,000
- 顧客企業を51業種に分類
- 2002年から年1社のペースで買収
- 現在は国内の電子商取引市場の10%程度がアフィリエイト経由といわれる
「個人のHP販促に利用」だと、パートナーは10万となっていたのだが今回の記事は85,000。
米国では15%程度がアフィリエイト経由ということだから、まだまだ日本のアフィリエイト市場の伸張余力は残されているということだろう。規模が規模だけに5%というのはすごい。
CNETの『「月収100万円以上のユーザーも」:国内アフィリエイト市場が拡大中』だと、楽天のアフィリエイトに参加するパートナー数は10万を突破したようだ。
リンクシェアの取扱高が2003年で200億円。
楽天の場合、アフィリエイトの売上が基本、楽天ポイントになる(ポイントを換金するときはポイントは1/2)。そこで貯めたポイントで楽天で買い物する。こういうサイクルができあがる。このあたりは楽天の強さか。
2004年12月13日
ネットが拓く 「情報の入り口」集客争い
日本経済新聞「新市場 ネット拓く-商機創出(下)のメモ
gooでは、2002年12月、インターネット検索の履歴をチェックしていた担当者が、「冬のソナタ」というワードの検索回数が増加していることに気づいた。その後、現地テレビ局と交渉。他社に先駆けてネットでの動画配信権を獲得した。
今では同社の映像配信売上高の半分以上を占めているとのこと。
「NHKが衛生放送で同ドラマの放送を開始したのは03年4月。ネット上では五ヶ月早く、ヒットの兆しが現れていたことになる。」
そういえばTSUTAYA ONLINEでもアクセスの多い映画タイトルのビデオやDVD入荷を増やすなど、ウェブのアクセス傾向を予測に利用しているという話を聞いたことがある。
総務省03年の調査では、消費者がネットを利用する主な目的では、
- 電子メール 57.6%
- 商品・サービスなどの検索 57.4%
大昔からウェブは商品、サービスの検索や、比較検討のための重要なツールだったが、ここにきて、各検索エンジンの性能向上や、ネット世帯人口の広がりにより、完全に定着したという感じか。
検索サービスの隆盛
- はてなの11月のPVは1633万(前年の5倍)
- Yahoo!JAPANの04年7~9月の広告売上高83億8900万円のうち、検索エンジン連動型広告が3割近くを占める。
国内主要サイトの検索サービスの構造
企業名 | グーグル | マイクロソフト | ヤフー | NTTレゾナント |
サイト名 | MSN | Yahoo! JAPAN | goo | |
利用者数 | 1037万人 | 1291万人 | 2280万人 | 269万人 |
2004年12月07日
WebマスターのためのGoogle情報から考える
Googleが提供している「Webマスターのための Google 情報」をきちんと読んでない人は意外と多い。下手なSEO本よりはずっと有意義な情報を提供してくれているのに。
何回かに分けてGoogle、あるいはYahoo!が提供してくれているガイドラインから、検索エンジンにもやさしいウェブサイトの作り方、注意点について考えてみたい。
デザインおよびコンテンツに関するガイドラインにはいろんなことが示唆されている。
このなかの一部をとりあげてみる。(ボクは専門家ではないので、間違いや誤解があるかもしれない)
- わかりやすい階層とテキスト リンクを持つサイト構造にします。各ページへは、少なくとも 1 つの静的テキスト リンクからアクセスできるようにします。
- ダイナミック ページ (URL に "?" が含まれているページなど) を使用する場合、サーチ エンジン クローラによっては、静的ページと同じようにダイナミック ページをクロールするとは限らないことを考慮する必要があります。パラメータを短くしたり、パラメータの数を少なくすると、クロールされやすくなります。
「1つの静的テキストリンクからアクセスできるようにする」というところは重要。ダイナミックページについても「URLに"?"が含まれているページなど」とわざわざ書いてくれている。クローラーはそのページが本当のダイナミックページか、静的ページかは見ていないようだ。つまり、ダイナミックページに特有の拡張子や「=」「&」「?」といった文字が含まれている場合にダイナミックページと判断する。Amazonのページが大量にインデックスされているのはダイナミックページのURLに見えないような仕掛けが施されているからだろう。
これらを考えると「ダイナミックページがよく用いられる文字列が含まれたページからしかリンクが設けられていない状態では駄目ですよ」と教えてくれているわけだ。
また、「パラメーターを短くしたり」「パラメーターの数を少なくすると」というところ。クローラーの性能が上がっているので最近ではダイナミックページもインデックスされる、というのはよく知られていることだけれども、そこにはやはり何らかの制限は設けられていることが伺える。つまり、パラメーターがGoogleが内部的に設定するある基準値を超える数ついている場合には、クロールが制限される(される可能性がある)ということだろう。
- サイトの主要なページへのリンクを含んだサイト マップをユーザーに提供します。サイト マップ内にリンクが 100 以上ある場合は、サイト マップを複数のページに分けます。
- ひとつのページ内に含まれるリンクの数を適当な数に抑えます (100 未満)
わざわざサイトマップに限定して説明しているかと思いきや、別のところで1ページ内に含まれるリンク数を100未満に抑えてくれとも説明している。
クローラーがこのページはサイトマップ、このページはトップページだと、サイト内のページの性質を理解しているわけはない。にも関わらず、「サイトマップ」と説明しているのだから、ここでGoogleが「サイトマップ」と説明しているページがいかに重要かということがわかる。
Googleが考えるサイトマップとは「サイトの主要なページへのリンク」を含んだページということだ。もちろんそのページは「ユーザーに提供し」なければならない。(クローラーだけを対象とした「サイトマップ」では駄目だよということか)。クローラーがサイト内の主要ページをきちんとクロールできるようにするための配慮だろう。
こういうページを作れば必然的にURLは増えてしまう。なので100を超える場合には「複数のページに分けて」と言うことなのだろう。
しかし、どんなページでも1ページ中のリンク数は100未満が望ましいようだ。
PCサクセスのサイトマップは、面白い構造になっている。1枚のサイトマップと、各大ジャンルごとのサイトマップへ分割されている。(例「ホーム > サイトマップ > パソコン本体・周辺機器)これはGoogleのガイドラインに従ってのことなのだろうか。
このサイトマップの構造は必然的にアンカーテキストマッチを増やすようになっている。ユーザーにとっても特に分かり難いものでもない。なるほど、こういう方法もあったのか。
- 重要な名前、コンテンツ、またはリンクを表示するときは、画像の代わりにテキストを使用するようにします。これは、Google のクローラが画像に含まれたテキストを認識しないためです。
というところからももちろんサイトマップもテキストリンクのほうが望ましいということが伺える。