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2006年03月14日

Amazonのストレージサービス

Amazonがストレージサービスを開始だ。
Amazon S3 - Simple Storage Service
噂されるGDriveへの対抗か?
techcrunchこちらのエントリーで書かれてるように、月15ドルで100Gのストレージ(ストレージだけなら)を利用できるということだ。データの転送がギガ単位で0.2$か。
Gmailが、フリーメールの容量のブレイクスルーとなったように、Amazonのこのサービスは今後のストレージサービスのブレイクスルーになるだろうか。


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2006/03/14 17:29

2006年01月07日

ドリコムの上場

ドリコムが上場する。かなりびっくりしました。
http://www.tse.or.jp/listing/new/200602/2drecom.html

平成17年3月期の売上が2億3800万円。経常利益は9100万円。経常利益率は38%。

規模は小さいが、成長性などを考えると魅力がある会社だ。メイン事業はブログシステムの販売やレンタルだろう。ブログの市場はキャズムを乗り越えて完全に成長期に入ったと思う。今はほっといても稼げるような時期だろう。でも、導入期から成長期までの時間の短さを考えると、すぐに成熟期に突入するのではないか。競合がひしめき、価格競争が生まれ、利益率が低下する。
ドリコムキャリアなど、すでに成熟期を見据えたと思われる新しい成長カーブを描くためのサービスの1つなんだろうか。

とにかく同じ京都を出自とするIT系ベンチャーが1つの大きな通過点をクリアするということは喜ばしいことだし、応援したいと思う。しかし、上場したらしたで大変だろうなぁー。頑張れー。

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2006/01/07 19:59

2006年01月04日

検索結果上位を独占?

以前、クラシアンが支店ごとにドメインとって検索結果に大量に表示されるというエントリーを書いたことがある。今、Googleで「クラシアン」で検索すると、どうだろう。以前より気合いが入ってるようだ。支店のサイトはさらに増え、またインターネットタウンガイドやら、ぱどナビやらに掲載している広告やらで、おそろしい数の「公式」ページがヒットしてくる。これはほとんど検索汚染といっても良い状況ではないか。ここには明らかに意図が感じられるのだが。。。。

クラシアンとは全く関係ないのだが「ジェムケリー」で検索しても、似たような結果が得られる。別に「ジェム・ケリー」に恨みがあるわけでもなんでもないのだけど、色々調べていくとちょっとこれはやり過ぎだろうと思うところがある。

Googleの検索結果50件までに、支店サイトが12件もヒットしてくる。しかも、ここもクラシアンと同じように独自ドメインときた。(あえてリンクは貼りません)

ジェムケリー福岡店 [GemCEREY FUKUOKA]
http://www.gemcerey-fukuoka.jp/

ジェムケリー 名古屋店
http://www.gemcerey-nagoya.jp/

ジェムケリー for DICHA [広島店]
http://www.dicha-hiroshima.jp/

ジェムケリー for DICHA [アリオ蘇我店]
http://www.dicha-soga.jp/

ジェムケリー for DICHA[小田原店]
http://www.dicha-odawara.jp/

ジェムケリー for DICHA[飯田橋店]
http://www.dicha-iidabashi.jp/

ジェムケリー for DICHA [ララスクエア宇都宮店]
http://www.dicha-utsunomiya.jp/

ジェムケリー for DICHA [橿原店]
http://www.dicha-kashihara.jp/

ジェムケリー for DICHA [札幌店]
http://www.dicha-sapporo.jp/

ジェムケリー for DICHA [梅田店]
http://www.dicha-umeda.jp/

ジェムケリー for DICHA [厚木PARCO店]
http://www.dicha-atsugi.jp/

ジェムケリー for DICHA [イトーヨーカドー国領店]
http://www.dicha-kokuryou.jp/

クラシアンよりましなのは、各支店サイトでいちおうブログっぽいものが展開されていることか。各支店ごとにユーザーを獲得してコミュニケーションを行おうとしているのか、他の意図があるのかどうか。いやはやすごい。とにかく独自ドメインで支店ごとにコンテンツ展開することで、検索結果の上位を独占してしまっているのだから、試みとしては成功なのだろうなぁ。支店をたくさん持つ大手不動産物件の仲介会社やらが真似をしないことを祈るばかりだが...

もちろん検索すればヒットするのは各支店サイトばかりではなく、ジェムケリー自体のサイトや、ジェム・ケリーが運営するアクセサリーのウェブショップ、どういう意図があるのかよくわからないジェムケリーさのポータルサイトなどもある。

さらによくわからないのは、ひたすらジェムケリーのアンカーテキストリンクを持つサイトが無料ホームページサイトやプロバイダーの個人ホームページ領域で開設されていたりすること。

ジェムケリー
http://www.geocities.jp/gemgemcerey/

ジオシティー内につくられているが問い合わせ先などを見ると、公式ページなのだろうか。さらにこのページからリンクが貼られているこのページなども検索にヒットしてきている。

http://www15.plala.or.jp/hoseki/

これにまだブログがある。

ジェムケリー 宝石お役立ち情報 -北国tv
http://ch.kitaguni.tv/u/11136/
エントリータイトルにもジェムケリーや関連ブランドのキーワードばかり。トラックバックを辿って、他のブログに行けば、そこにも「ジェムケリー」ばかりときた。

Yahoo!ブログ - ジェムケリー
http://blogs.yahoo.co.jp/gemgemcerey

Doblog - ジェムケリー -
http://www.doblog.com/weblog/myblog/59190?pageno=1

ジェムケリー
http://ameblo.jp/gemcerey2005/

ジェムケリー
http://suk2.tok2.com/user/gem7925/

ジェムケリー
http://gemcerey.exblog.jp/

ジェムケリー
http://gemcerey.bg.cat-v.ne.jp/

なかにはジェムケリーファンである一般の人がつくったブログもあるのだろうけど、大部分はジェムケリーの関係者がつくったものだろう。それぞれのブログのトラックバックを見ていけば、奇妙にトラバをしあってることがわかる。どう考えても異常だ。これが自然に起こったとは思えない。
これらのブログのエントリーページがちらほらとヒットしてくる。公の公式サイトや各支店サイトなどとあわせると、検索結果の上位50のほとんどは、ジェムケリーの息がかかったページ群に独占されている結果となっている。

いやはやこの力の入れ方はすごい。やっちゃいけないということはないのだろうが、ここまで徹底してやるところもそんなにないのではないか。

で、こんなことやれば気づく人はすぐ気づくんじゃないかと思うのだ。気づけばそんなにいい印象は抱けない。「ジェムケリー」っていう社名で検索をかけてるのだから、その検索上位がその会社のサイトで占領されることが何が悪いのかと言われそうだが、やっぱりあまり気分の良いものではない。あるキーワードでの検索結果上位が、一企業に独占されるということは、その企業のサイトへのトラフィックが増えるというだけなく、そのキーワードに関連する第三者のサイト、ページ群がユーザーの目に触れる機会を失うということだ。

今回はGoogleでしか調べていないので、他の検索エンジンでもこの手の手法が通用するのかどうかはわからないが、ここまで意図的な検索エンジン対策が通ってしまうというのも、なんとかしたほうが良いのではないかと思う。さて、このエントリーは「ジェムケリー」で何位にヒットするのだろうか。

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2006/01/04 19:28

2005年12月28日

スルッKANSAIカード購入フローが駄目

四つ橋線の本町駅で、スルッとKANSAIカードを購入したのだが、この購入フローが恐ろしく不親切。「使い勝手」ということを考える上での、操作フローの重要性をもっと考えるべきだ。

最初に「切符」を購入するのか「カード」を購入するのかを選ぶボタンがある。ボタンは大きく、間違えることもない。何も躊躇わず「カード」を押下する。すると、メイン画面みたいなところに、購入するカードを選択するためのボタンが表示される。「スルッKANSAI」やら「回数券」やら、いくつかの選択肢が並ぶ。自然と「スルッKANSAI」のボタンに手が伸びるのは至極自然なこと。が、押下しても反応がない。ボタンといっても、液晶画面に表示される疑似ボタンなわけで、そもそもの手応えはないのだが、何の反応もしない。色も変わらなければ、画面が変わるわけでもない。一瞬戸惑い、よくよく画面本文を読むと、先にお金を投入してくれ、というメッセージが表示されている。なんか変なフローだなぁと思いつつ、財布からお札を取りだす。最初1,000円札を取り出して、投入しはじめたのだが、途中で財布のなかに5,000円札があることがわかり、5,000円を投入してすませた。投入金額は合計6,000円。そこで先ほどのカード選択ボタンを押下すると、画面が遷移して、今度は購入する金額を選ぶ画面となった。5,000円を選択する。と、どうだろうか。画面に「投入金額が多すぎます。最初からやりなおしてください」というメッセージが表示され、投入したお札は返ってきて、元の画面に戻ってしまった。

これには正直びっくりした。「投入金額が多すぎる」なんてエラーで最初からやりなおしを食らう券売機など遭遇したことがない。というか、そういうエラーに今までたまたま遭遇しなかっただけなのかもしれないが。理由はいろいろ思いつくけれど、でもそれにしても不親切だろう。そもそも最初のフローからして、おかしい。カードか切符かを選択することによって、次画面でカード選択の画面が表示されているのだ。あるアクションの結果として表示された画面は明らかに次のアクションを求めている画面なのだ。にもかかわらず、先にお札を投入しなければ、その画面が有効にならない、このフローはおかしい。あるべきは、この流れなら先にカード選択だろう、ついで金額選択だろう、その後でお札の投入ではないか。あるいは通常の切符購入などと同じく、お金を購入し、その購入金額によって選択肢を変化させるべきではないか。

とまぁ、別に憤るというほどのものではないのだけれど、同じようなことをウェブサイトでも平気でお客に提供してしまっていたりすると、ちょっと恥ずかしいだろう。
AjaxやらFlashやらで、アプリケーションインターフェイスが実装される機会も増えてきたわけだけど、ますます操作とそのリアクション、そしてフロー、という一連のナビゲーションフローの設計が重要になるだろう。

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2005/12/28 13:52

2005年12月27日

台頭する専門サイト

本日の日経新聞からメモ。
大手サイトとは一線を画した専門家サイトが台頭しはじめたという記事で、テニス365アットコスメ一休などが紹介されている。
ポータルサイトがやたらと騒がれたのは2000年とか2001年とかだろうか。あの頃も「総合ポータル」みたいものの次は「専門ポータル」だ、バーティカルポータルだ、みたいなことは言われてた。が、今と圧倒的に違うのは、あの頃はニッチではビジネスが成立しにくかった。今はこの手の専門、特化型、垂直型サイトってのでビジネスが成立できる素地が整ってきたということか。それは利用者数の拡大はもちろんだけれども、インフラが安くなったことや、プログラム言語自体の洗練や、オープン系のソフトウェアなどに優秀なものが出てきて、ある程度のレベルまでなら簡単にコミュニティだとかCMSが実装されたサイトだとかを作れるようになった、ということも大きいのだろう。

しかし、裏を返せばこういうことは、つまり参入障壁は下がっているということなわけで、ただつくっただけじゃやはり駄目だ。そこにはスピードも重要だろうし、仕掛けるタイミングや、あるいは他にない魅力的なサービスや仕掛けといった当たり前のことをしっかり考えなきゃならないということでもある。
ちなみに、ボクはmixiがgreeやオーカットよりブレイクしたのは、機能としては「足あと」があったからだと思っている。あの少しの違いが、SNSの愉しみ、深みをぐっと拡大したのではないか。そこがポイントだったのではないかと。

以下は、メモ。

テニス365は会員が10万人。月間閲覧数は一千万件。テニス大会の協賛依頼は閑散期の冬でも月に5~10件舞い込むらしい。
楽天トラベルが国内19,000施設を網羅してるのに対して、一休は769箇所。高級ホテルの掲載に特化したことで、05年9月中間期にサイト経由で予約を取り次いだ一室あたりの平均単価は22,000円。売上高営業利益率も63%。

この数値は楽天トラベルみたいな「総合旅行サイト」よりも当然良い数値なんだろうなぁ。ただ、一休は高級ホテルという印象はあるが、サイトは正直使いにくいと思う。何度か使ったけど、あまりにも使いにくいので、使わなくなった。そして、今はYahoo!とじゃらんを利用しているのだが、そこにポイントが貯まってきたので、ますますそこばっか使いだすという、運営者にとっては好循環、利用者にとってはどうでもいい惰性が起き始めている。

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2005/12/27 15:54