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2004年02月23日

壁紙に動画配信

CCI壁紙ドットコムが23日から一ヶ月間、壁紙につかう動画の配信をはじめる。(日本経済新聞)

実験期間ってことだけど用意されているのが、なんかネイチャー系の動画ってのもなぁ。ボクは興味ない。壁紙自体が動画になってしまうというシステム、仕組みには興味あるけど。
このソフトは韓国のソフト開発会社メイヒルが開発した「動画再生プレーヤーと画像ファイルが一体になった壁紙要システム」とのことだが。ようわからん。

でも、これって使い方によっては面白そう。ひと昔前にはやったPointCastではないけど、最近スクリーンセーバーをコミュニケーションツール、マーケティングツールとして使うって事例もかなり多くなってきたし。コンテンツ配信型のスクリーンセーバーの場合は、一定のアイドリングタイムがあるか、あるいは自身の意志をもってそのソフトを起動するかしないと、たちあがらないわけだけど、壁紙ならマシンをたちあげている間はいつでもコンテンツ配信できる可能性があるわけだから。でも、利用者にとってみりゃ、いきなりそこで広告とか流れてきたらうっとおしくて仕方ないだろう。

※コンテンツ配信型スクリーンセーバーの活用事例

ホンダ オデッセイ Gate
http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/gate/

日産デスクトップツール2
http://desktop.nissan.co.jp/

Kabu.com ScreenSaver
http://www.kabu.com/feature/kcss.asp

今回のこの仕組みはコンテンツの有料化などを狙いつつ、広告ビジネスの可能性も探るというものだけど、コンテンツに関していえば、「仕組み」云々の前に、有料型のコンテンツビジネスのモデルがどうやったら成立するかどうかのほうが大事だろう。壁紙になったからって、有料化がうまくいくわけでもあるまい。

まずダウロードしてみるか。あー、またマシン不安定になりそう。

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2004/02/23 11:29

ライブドアがバリュークリックジャパンの買収を発表

2月23日日経産業新聞から。ライブドア(旧エッジ)がバリュークリックジャパンを株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。

エッジ発表記事

ひょへ。上場して以来、エッジ、じゃないライブドアは根本から自身のビジネスを変えてきた。今でも多少はやっているのだろうけど、かつてのWebインテグレーター的な臭いは、今のライブドアにはほとんどない。ある意味、ものすごいスピードでイノベーションを繰り返してきているということであり、その意味ではボクはこの会社には底力を感じる。(好きか、嫌いかで言うと、好きとはいえないけど。凄いとは思う)

ライブドアやアスキーECを買収したときや、DVDレンタルサービスを始めたときには、正直「おいおい」と思ったのだけれど、今はこれらが徐々にシナジーを出し始めつつある。そのシナジーをより強化させていくことが、バリュークリック買収の目的のようだ。まずは、「ぽすれん」と「DVD ZOO」の統合だろう。

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2004/02/23 11:05

2004年02月19日

表記の統一、文字が表す感情

2月18日日経産業新聞「マニュアルNOW」

メーカーのマニュアル制作部門やマニュアル制作会社、個人のテクニカルライターなどが参加するテクニカルコミュニケーター協会(TC協会)では、カタカナ用語の使い方のガイドラインを、「外来語(カタカナ)表記(長音編)」として昨年10月に発行した。

一部、そのマニュアルに添付されたカタカナ表記がのっている。
たとえば、「Browser」は「ブラウザー」だ。ボクはたいてい「ブラウザ」なんだけど。
「architecture/アーキテクチャー」「installer/インストーラー」「engineer/エンジニアー」 「directory/ディレクトリー」などなど。
テクニカルコミュニケーター協会

ちょっと脱線するけれども、最近この手の表記のゆれでどれかを選択しなければならないときには、SEO視点から選ぶなんてことが多かったりする。カタカナ表記内のブレ程度ならまだしも、問題はカタカナにするのか、ひらがなか、それとも漢字にするのかで迷うとき。OverTureのキーワードアドバイスツールやら、検索結果総数やらで決定することが多い。ほんとにそんな決め方でいいんかいなと時々感じることがある。確かに検索回数が多いとか、検索総数が多い、少ないっても大事だけど、表記の違いってのは、発話で考えたら声色とかトーンの意味もあるわけで、使い方によって大きくイメージが変わる。そのあたりの配慮が先行すべきなんじゃないだろうか。

ContentsCreate(日本SPセンター)のクロスメディア通信第39回「それはないでしょ、ワンダーマンさん」のなかに「書き言葉では書体や文字組(タイポグラフィ)が、話し言葉でいうところの声の調子も担っている」というような一節がでてくる。あまりにも自明のことだけれど、これはすごく大事なことだ。エデュトリアル系のデザイナーなら誰もが知ってても、Webデザインから入った人には案外盲点かもしれない。(ディレクターもそこに意識が向いてなかったり)

どんな表記を選択するのか、どんな書体、タイポグラフィを用いるのかは、単純にSEOの視点ではなく、どんなメッセージを伝えたいのか、そのメッセージにどんな「感情」を持たせたいのか、どんなニュアンスを伝えたいのかということまで深く考えて行われなければならない。


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2004/02/19 02:45

シーサー、ブログベースの通販サイト構築サービス「Seesaa SHOPPING」

シーサー株式会社は、個人や中小規模の商店が無料で通販サイトを開設できるサービス「Seesaa SHOPPING」を27日より提供すると発表した。全面的にブログのサーバーエンジンをベースとしているのが特徴で、ブログと同様の簡単な操作で高機能な通販サイトを運用できるとしている。
2月18日付日本経済新聞の朝刊でもとりあげられていた。日経のほうでは、「今後1年間で1万サイト開設、三億円の決済額を見込む」ということだ。でも10%の報酬額じゃぁ、取引額三億でもしれてるなぁ。インフラコストもバカにならんと思うけど。 あいついでオープンしたBlogサービス。はてなは有料の製本サービスや、アフィリエイト、エンジン供給などでの活路を模索し、SeesaaはEC ASPに梶をとったか。 さて、その他のBlogはどこに向かうのかな。

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2004/02/19 01:45

2004年02月18日

告発サイト系上位ポジションの影響

東京の水道局から電話がかかってきた。
どうやら水漏れが発生しているようで、水道料金の支払いが莫大になるとのこと。
そういえば、このまえ東京に行ったとき、便所のタンクに水がたまっておらず、水が流れ続けていたことがあって、その後も不安を抱えている状況ではあった。ちゃんと直しておけばよかった。が、水道局の人に聞いてみると、今回は初めてなので、修理をしてその修理の証明書を出せば、今までの通常利用料金の平均にしてもらえるというようなことらしい。

で、水漏れ修理の業者を探す。こういうときインターネットはものすごく便利だ。
(自分でも簡単に修理できそうなものではあるが、修理をしたということを水道局に報告しなければならないので、水道屋に頼まなければならない.. この料金もバカにならないだろうけど)

最初に思いついたのは「クラシアン」。
CMなどで「暮らし安心クラシアン」を覚えていた。水のトラブルなら24時間対応してくるとかなんとか。ということでGoogleで「クラシアン」を検索。もちろん、1位は「クラシアン」のページには違いないのだけれど、気になったのが2位の「ぼったくり!・クラシアンの罠(改訂版)」(あえてリンクははらないでおきます)というサイトだだった。
人間はネガティブな情報のほうが惹かれるのか、それともボクだけか。クラシアンのページより先に、こちらのページを見に行ってしまった。
ここに書かれてあることが本当かどうかは判断つかないけれど、ありがたいことに2chのスレッドへのリンクも用意されていて、そのスレッドを見ても同じようなことが語られていたりして、正直ちょっとこれは危ないんじゃないかなぁと思ってしまった。

「クラシアン」の検索結果で、もう一つ気になったのが、2位以下にずらずらと同じタイトルの「くらし安心クラシアン〜」というページが並んでいること。なるほど、ドメイン違いで同じサイトなのだ。

www.qracian-higashitokyo.com/
www.qracian-kitayokohama.com/
www.qracian-kitatokyo.com/
www.qracian-minamitokyo.com/
www.qracian-nishitokyo.com/

ドメインを見ればわかるとおり、東東京、北東京、南東京、西東京、北横浜と地域ごとに別ドメインで展開している。ページは文言だけを変えたまったく同じものだ。これはいくらなんでもやりすぎじゃないかと思うのだけど。特にページ自体にはあやしいことはしてなさそうだけども、ドメインだって「ただ」じゃない。ここまでする意味、意図がよくわからない。(わかる人がいたら教えて下さい)
ためしに、南横浜や西横浜も探してみたがなかった。どうせ変えるならサブドメインでも十分な気がする。nishitokyo.qracian.com のほうがよほどわかりやすい。

しかし、クラシアンにとって、この2位に表示されるサイトはかなり大きいだろうなぁ。実際、ボクはこのサイトを知らなければそのまま「クラシアン」に電話していた可能性が高い。(結局、別の業者に決めた)

クラシアンがどうかという問題を置いておいて、一般的な例として考えると、悪徳業者や詐欺に近い手口をつかっている会社などへの消費者側からの戦い方として、告発ページ+検索エンジン上位ポジションってのはすごく効き目があるだろうな。
たとえば、これまた特に意図はないけど「アムウェイ」で検索すると、2位は「Amway アムウェイ被害者の会」だったりするし。

悪徳情報マニアックス悪徳商法?マニアックスがGoogleのインデックスから削除されたことは記憶に新しいけど、多分、企業側もこの手の対策を真剣にとってくるのだろうな。
しかし、この手の争いってのは泥沼に入ると企業にとっては逆効果になるんじゃないかと思う。Googleから悪徳情報マニアックス悪徳商法?マニアックスは削除されはしたものの、その削除を要請した会社を検索すると、今度はスラッシュドットのスレッドが1位になってたりする。火種が飛び散って気づいたら大火事になってしまうというパターンか...


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2004/02/18 16:33